見出し画像

AI時代を生き抜く創作とZUNKEY SOFTの戦略

こんにちは、榊正宗です。AI時代の創作を長く続けるために立ち上げた同人ブランドZUNKEY SOFTの理念と、各ツールの役割や今後の展望をまとめた記事です。

第1章 AIインフルエンサー時代の変化とクリエイターの危機感

近年、AIを活用した発信者が急速に増えています。各種画像生成モデルや文章生成モデルが一般利用できるようになり、専門知識がなくても作品づくりを発信できる環境が整いました。この状況は、AIの普及によって創作の間口が広がったとも言えますが、同時にクリエイター同士の差が見えにくくなる現象も生まれています。特にSNSのタイムラインでは、誰でも短時間で生成できる作品が大量に流れるため、フォロワー数や発言力の大きいアカウントが有利になりやすい状況が生まれています。コンテンツの質よりも情報発信力が評価に繋がる場面があり、AIクリエイションの世界は競合性が高まっています。

ワシ自身もこの変化を肌で感じています。AIモデルが進化するたび、誰でも高度な画像や文章を発信できるようになり、インフルエンサーの層は厚くなっていきました。その中で、後発が先行者を一気に追い抜くケースも多く見られます。ツールの使い方やプロンプト表現は、数日単位で共有され、ノウハウの差もすぐに埋まってしまいます。「驚きの表現」だけを武器にしていると、別の誰かが似た表現を持ってきた瞬間に埋もれてしまう空気があります。AI界隈が盛り上がる一方で、個人の存在感を維持することが難しくなり、長期的に活動を続けるための基盤が必要だと思うようになりました。

この状況を整理すると、「発信力のある人が勝ち続ける」「発信力が弱い人は埋もれやすい」という単純な構図ではありません。実際には、強い発信力がある者同士でも入れ替わりが起こり、トップ層ですら安定を保証されていません。AIツールの進化スピードは非常に速く、昨日まで革新的だった表現が、翌週には当たり前になってしまうことも珍しくありません。制作に努力を投じても、新しい表現手法が登場すると価値基準が一気に変わることがあります。ワシはこの状況を「追いかけ続けるだけの競争は持続しない」と感じました。だからこそ、短期的な話題で勝つのではなく、時間をかけて積み上がっていく価値を持つ必要があると考えるようになりました。

そこで注目したのが、ソフトウェア開発とブランド形成です。AIインフルエンサーとして発信し続けるだけでは、モデルの進化や環境の変化に左右されやすいのに対し、ソフトウェアは継続的な改良と積み上げによってブランド価値を高められます。SNSの反応が一時的であるのに対し、ソフトウェアは使われ続ければ存在感が蓄積していきます。開発を止めなければ、ユーザーが離れる理由を減らしやすく、継続的な評価の対象になります。ワシはここに長期的な創作活動の道を見出しました。

AIインフルエンサーの乱立そのものは悪い出来事とは考えていません。多くの人が表現に挑戦できることは健全です。ただ、創作者がそれぞれの立場で生き残るための戦略を考える必要はあります。ワシにとっては、「自分のブランドを長期的に積み上げる」「ソフトウェアを継続的に改良し続ける」という方向性が最も自然でした。発信で勝つのではなく、便利なツールを作り続けて積み上げていくことで、自分の存在意義を安定させたいという考えです。

この章で言いたいことをまとめると、AIクリエイティブの世界は競争が激化し、短期的な話題性だけでは活動を維持しづらい状況があるということです。だからこそワシは、SNS中心の勝負を続けるのではなく、長期的な積み上げ型の活動を選びました。次の章では、その選択からどのようにZUNKEY SOFTが誕生したのか、立ち上げの背景を具体的に説明していきます。


第2章 ZUNKEY SOFT立ち上げの背景と目的

ZUNKEY SOFTという同人ブランドを立ち上げた背景には、単なる思いつきではなく、クリエイターとしての継続性を確保するという目的が明確にありました。AIインフルエンサーが増えて情報発信だけでは差が生まれにくい状況の中で、ワシは「自分の存在を長期的に維持できるものは何か」を改めて考えるようになりました。結論として、流行の波に合わせて発信内容を変え続けるよりも、自分が信じられる技術とソフトウェア開発に注力し、そこからブランドを積み上げるほうが、自分に向いていると感じました。同人という枠組みを選んだのは、法人形態よりも自由度が高く、創作への熱量をそのまま反映しやすいからです。好きなタイミングで開発し、改良し、更新できるという柔軟性を重視しました。

ZUNKEY SOFTの目的は、誰かの需要に合わせた商品を作ることではありません。ワシが本当に必要だと思うツールを作り、それを人に分けるという考えです。一般的なプロダクト開発では、ターゲットを定義し、ユーザー調査を行い、市場ニーズを分析することが推奨されます。しかし、ワシはその流れを採用しませんでした。理由は単純で、自分が便利だと感じるものを作るほうが、継続しやすく品質も高くなると考えたからです。外部の声に引きずられると、改良よりも迎合になりやすく、本来目指していた設計思想が歪んでいきます。だからこそ、ZUNKEY SOFTは「自分が欲しいもの」を起点に設計し、「結果的に他人にも役立つ」形を狙うブランドでありたいと思いました。

目標は、短期間で大きな反響を得ることではありません。長く開発を続けて積み重ねていくことで、ブランドの価値を自然に高めていくことです。ワシは過去に、キャラクター開発・CG・小説・AIなど複数分野で創作してきましたが、どの分野にも共通していたのは「継続してこそ成果になる」という現実です。ZUNKEY SOFTでも、最初から大きな計画を立てて一気に完成させるより、小さな機能でも良いから動く形でリリースし、改良し続けていくことが最も重要です。これにより、ユーザーは継続してアップデートを受け取ることができ、ブランドへの信頼も育ちます。開発が止まらなければ、ブランドは止まらないという考えです。

ZUNKEY SOFTを「同人ブランド」と位置付けているのも重要な要素です。同人と聞くと趣味のように思われることがありますが、ワシにとってはむしろ強みです。同人は自由度が高く、法人の収支や株主の圧力を気にせず設計思想を貫くことができます。趣味ベースでもクオリティをプロ水準にすることは可能ですし、むしろ商業的制約がないぶん、必要な機能を必要な形で実装できます。キャラクター展開やアプリ、ゲーム、AIツール、同人誌など、ひとつの型に縛らない表現を続けられるのは同人モデルだからこそ実現できる部分だと考えています。

ワシの見解として、AI時代のクリエイター活動において「長期で生き残る仕組み」を持つことは重要だと思います。SNSで注目を集めるだけの活動は、刺激的ではあるものの不安定で再現性が低いです。ソフトウェアを作り、改良し続けるという活動は、地道ですが継続できれば確実に積み上がります。ZUNKEY SOFTはその考えの上に成り立っています。派手な宣伝よりも、便利さによって評価されるブランドを育てたいと考えています。

次の章では、ZUNKEY SOFTが「自動化ではなく便利化」という思想を採用した理由について、より具体的に説明していきます。


第3章 自動化ではなく「便利化」を選んだ理由

ZUNKEY SOFTの設計思想の中で最も重要なのが、「自動化ではなく便利化」を目指すという方針です。AI開発の世界では、自動化こそ価値と考えられることが多いです。ボタンを押すだけで作品が完成する、構図も色も何もかもAIが決めてしまう、といった方向性です。しかしワシは、その考え方に違和感がありました。自動化は確かに楽ですが、クリエイターが自分の表現を意図的にコントロールできなくなることがあります。誰が作っても同じになってしまう可能性もあり、創作の醍醐味が失われていきます。だからこそZUNKEY SOFTは、すべてをAIに委ねるのではなく、「狙った表現を人間が楽に作れる」状態を目指すことを軸にしました。

ここから先は

13,818字

¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

ピックアップされています

Zunkey Soft (主宰:榊正宗)会員サブスク

  • ¥500 / 月
  • 初月無料

購入者のコメント

コメントするには、 ログイン または 会員登録 をお願いします。
AI時代を生き抜く創作とZUNKEY SOFTの戦略|榊正宗|ずんだもん発案者
word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word word

mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1
mmMwWLliI0fiflO&1