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画像を「あの頃のブラウン管」に変えるアプリを作りました!

こんにちは、榊正宗です。

突然ですが、ブラウン管の画面って、覚えていますか。

電源を入れると、ボンッと音がして、画面の真ん中からじわっと光が広がる。表示された絵は、よく見るとRGBの粒がチカチカ光っていて、横方向に色がにじんで、走査線の隙間には黒がある。8色しかないはずのゲーム画面が、なぜかあんなに鮮やかで、あたたかく見えた。

液晶のシャープでフラットな映像に慣れた今、あの「にじんだ光」をもう一度見たくなって、ブラウザだけで動くブラウン管シミュレーターを作りました。

この記事は、そのアプリの紹介と販売のためのものです。よかったら、少しだけ昔話に付き合ってください。

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なぜ「正確な再現」にこだわったのか

最初は軽い気持ちでした。画像を640×200の8色に減色して、走査線を重ねれば「それっぽく」なるだろう、と。

ところが、作ってみると、ぜんぜん「あの感じ」にならないのです。

ドット絵をそのまま8色にすると、のっぺりして安っぽい。走査線を乗せても、ただ縞模様が入っただけ。記憶の中のブラウン管は、もっと光っていて、もっとにじんでいて、もっと「生きて」いた。

そこから、沼でした。

蛍光体って、実はRGBが隣り合って並んでいて、その間には光を吸う黒い帯(ブラックマトリクス)がある。だから色の粒の「隙間は黒」なんです。走査線も、ビームが当たる線の間は光っていない、つまり黒。テレビにつないだファミコンが甘くにじむのは、コンポジット信号で「色」だけが横に大きくにじむから。輝度は意外と残るから、エッジは見える——。

調べて、試して、また調べて。気づけば、本物のブラウン管の構造をひとつずつシミュレートしていました。

このアプリは、その「沼」の成果です。

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このアプリができること

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使い方は、拍子抜けするほど簡単です。画像をドラッグ&ドロップするだけ。 それだけで、あなたの絵がブラウン管の中で光りはじめます。

中ではこんなことが起きています。

まず、元画像を高解像度のまま輪郭検出(Canny法)して、絵に「締まり」を与えます。にじむだけだとぼやけてしまうので、輪郭線を下の色になじませて焼き込み、ドット絵らしいシャープさを残します。

次に8色へ減色。ここがこだわりで、近い色はベタ塗りでクリーンに、中間の色だけを2色の市松模様(チェッカー)で表現します。昔のレトロPCのタイルパターン塗りそのものです。

そして仕上げに、ブラウン管の発光。走査線、RGBのサブピクセル、ブラックマトリクス、ブルーム(光のにじみ出し)、画面の湾曲、周辺減光、そしてテレビ特有の横方向のにじみ。すべてスライダーで微調整できます。

スイッチひとつで「ドット表示(CRTオフ)」や「元画像」とも見比べられるので、変換の魔法がひと目でわかります。


2つの機種を切り替えられます

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このアプリには、2つの「ハード」が入っています。

PC-8801mkII モードは、640×200・デジタルRGB8色。シャープなRGBモニタの、あのクッキリした画面です。

ファミコン モードは、256×240・NES実機のパレット(約54色)に最寄り変換。走査線の本数も自動で変わり、テレビ接続らしい強めのにじみがかかります。同じ絵でも、まるで別のハードで映したように表情が変わります。

ひとつの画像を、両方の機種で映し比べる。これがまた、たまらなく楽しいのです。


動画にもできます(しかもMP4で)

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静止画だけではありません。動画ファイルを読み込めば、全フレームをブラウン管化できます。

そして書き出しは、X(旧Twitter)にそのまま投稿できるH.264のMP4。ブラウザだけで動画変換まで完結します。リアルタイム録画と、1コマずつ確実に変換する「全フレーム書き出し」の両方を用意しました。

あなたのドット絵アニメや、お気に入りの映像が、ブラウン管テレビの中で動き出す。あの空気感を、そのまま動画にして残せます。


配布について

このアプリは、HTMLファイル1つで動きます。インストール不要、アカウント登録も不要。ダウンロードして、ブラウザで開くだけ。あなたのPCの中だけで完結し、画像がどこかにアップロードされることもありません。

※動画のMP4変換機能だけは、初回にエンコーダーをネットから読み込むため、インターネット接続が必要です。画像のCRT化はオフラインでも動きます。


こんな人におすすめです

レトロPCやファミコンの画面が好きな人。ドット絵を描いていて、作品に「あの空気」をまといたい人。SNSのアイコンやヘッダーを、ちょっと懐かしい質感にしたい人。そして、ただ単に、あのにじんだ光がもう一度見たい人。

難しい設定はいりません。画像を放り込んで、スライダーを少しいじるだけ。気づけば、画面の前で時間を忘れているはずです。


最後に

液晶は、正確で、きれいです。でも、ブラウン管には、ブラウン管にしかない「あたたかさ」がありました。

そのあたたかさを、もう一度あなたの手元に。

下のリンクから、ぜひ手に取ってみてください。あなたの大切な一枚が、ボンッと音を立てて光りはじめる瞬間を、楽しんでもらえたら嬉しいです。

それでは、また。

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