欧州中銀が0.25%利上げ 中東危機以降、主要中央銀行で初めて
チューリヒ=西尾邦明
欧州中央銀行(ECB)は11日の理事会で、政策金利を0.25%幅引き上げることを決めた。利上げは2023年9月以来、2年9カ月ぶり。中東危機が、原油や天然ガスなどのエネルギー価格の急騰を招き、インフレのリスクが強まっていることに対応する。今年2月の中東情勢の緊迫化以降、日米欧の主要な中央銀行では利上げ決定は初めて。
民間銀行がECBに預金する際の金利を年2.00%から2.25%にするなど、すべての政策金利を0.25%幅引き上げる。
欧州連合(EU)統計局によると、5月のユーロ圏の消費者物価上昇率(速報値)は前年同月比3.2%と、4月の3.0%から加速した。ECB幹部から利上げに前向きな発言も相次いでいたことから、市場では、利上げが9割台の確率で織り込まれていた。
「対応が遅れる」リスクを意識
ただ、足元の物価上昇の主因…
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