「田中碧選手、ゴールを」三重・松阪の保育園児たなかあお君 サッカーW杯
日本代表と同姓同名 15日、オランダと初戦!
サッカーワールドカップ北中米大会があす12日、カナダ、メキシコ、アメリカの3カ国を舞台に開幕する。15日に予定される日本代表の初戦を楽しみにする親子が三重県松阪市大河内町にいる。父・一成さん(38)、妻・愛子さん(30)と暮らす2歳8カ月の長男は田中蒼(たなか・あお)君。今大会で代表に選出されたMF(ミッドフィルダー)・田中碧選手(イングランド・リーズユナイテッドFC所属)と漢字は違うが同姓同名の保育園児だ。田中選手の躍進とともに長男の名前について職場などで話題になることが増えたという両親は「田中選手にはぜひゴールを」とエールを送る。 2023(令和5)年9月13日、田中家に待望の第1子が産まれた。愛子さんは妊娠中からわが子に「蒼」の一字を付けようと思っていた。蒼斗、蒼太…と候補は続いたが最終的には「シンプルなのがいいんじゃない」という周囲の助言で「蒼(あお)」に決まった。 一方、田中碧選手は川崎市出身の27歳。Jリーグ・川崎フロンターレでプロデビューし、21─22年シーズンにドイツ移籍を果たすと24─25年シーズンにはイングランド1部プレミアリーグの古豪・リーズに移籍した。19(同元)年に初選出された日本代表でも森保一監督率いるチームの〝常連〟で、前回、22(同4)年のカタール大会では予選グループリーグのスペイン戦で1ゴール。今大会でも攻守のバランスを担うMFとして先発、途中出場が濃厚だ。 田中選手の活躍と比例し、蒼君の〝存在感〟も日に日に増してきた。職場で「名前は」と聞かれ「蒼(あお)」と応えると「それはサッカーさせやなあかんな」。愛子さんの母・昌子さん(62)=津市=も「優しい雰囲気が好き」と孫をきっかけにして、逆に田中選手への興味が深まった。 蒼君の名前には「空のように、海のように広い心を持った子に。大きく伸び伸びと成長していってほしい」との願いが込められている。一成さんは「大きくなったら好きなことをさせてやりたい」とし、愛子さんは「全員に優しい子に」と願う。15日午前5時(日本時間)からダラス・スタジアム(アメリカ)で予選グループリーグ第1節のオランダ戦を迎える日本代表に向けては「試合が楽しみ。田中選手にはゴールを決めてほしい」。