確率の公式・定理・考え方
確率は、公式を使う前に「何を同様に確からしいものとして数えているか」を固定する分野です。入試問題解析では、1966年度〜2026年度の確率系535問を分類しています。関連して出やすい分類は、数学A/場合の数314問、テーマ/場合分け262問、数学B/数列223問、テーマ/漸化式127問、数学B/確率分布・統計的推測94問、テーマ/最大・最小69問です。
基本公式
| 内容 | 公式 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 確率の基本 | 同様に確からしいとき。 | |
| 余事象 | 少なくとも1回、少なくとも1個。 | |
| 和事象 | 重複する事象の処理。 | |
| 条件付き確率 | 条件が分かった後の確率。 | |
| 乗法定理 | 段階的な試行。 | |
| 独立 | 互いに影響しない試行。 | |
| 反復試行 | 成功確率 を 回繰り返す。 |
入試での使い方
最初に全体を数える方法を決めます。順序を区別するなら順列、区別しないなら組合せ、時間順に状態が変わるなら樹形図や漸化式です。余事象は「全部を直接数えると場合分けが多い」ときに使います。
確率漸化式では、時刻 の状態を分け、次の試行でどの状態へ移るかを書きます。状態の分け方が粗すぎると漸化式が閉じません。必要なら 数列 の漸化式処理と合わせて確認してください。
失点しやすい点
- 分母の全体を途中で変えてしまう
- 余事象の方が簡単な問題を直接数えて複雑化する
- 独立でない事象に を使う
- 条件付き確率で、条件後の全体を取り違える
- 確率漸化式で状態の分け方が足りない
この公式集と一緒に見る問題
- 一橋大学 2026年 文系 第5問: 数学B/数列、数学2/図形と式、テーマ/漸化式
- 京都大学 2025年 理系 第6問: 数学B/数列、テーマ/漸化式
- 九州大学 2025年 理系 第5問: 数学2/複素数と方程式
- 大阪大学 2025年 理系 第5問: 数学B/数列、テーマ/漸化式
- 東京大学 2025年 文系 第3問: 数学B/数列
関連する分野・テーマ
確率は、計算式よりも設計が重要です。全体、事象、余事象、条件後の全体、状態遷移を言葉で説明できれば、式は自然に決まります。場合の数が不安定な場合は 場合の数 から戻ってください。
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