「じっとり、背中に嫌な汗をかいた…」 吉本ばなな氏がnoteで被虐待・共依存を告白、虐待サバイバーの30歳女性が感じたこと
吉本ばななさんのnoteで綴られた「クラウドファンディング」というタイトルの記事が「虐待を受けて育った人に刺さりすぎる」と話題となっている。1記事500円で販売されているこの記事は、なんと2万字もの大作だ。筆者も実際に購入して読んだのだが吉本ばななともあろう大作家が書いた2万字もの極めて私的な文章を、たった500円で読める現実にただただ驚かされた。 【後編】「福祉に繋がるべき」との声もあるが…吉本ばなな氏がnoteで被虐待を告白、毒親サバイバーが明かす「毒親から逃げる方法」 さて、この「クラウドファンディング」という記事では、吉本ばななさんが母から受けてきた虐待の傷がありありと記されている。筆者も被虐待児だった過去を持つため、常に思考しながら読み進めることとなった。母に受けた虐待やその傷から生まれたトラウマ、きょうだいとの関係に共依存……筆者の境遇と重なる部分が多すぎて、「刺さりすぎる」と評されるのも納得だった。
前編では、吉本ばななさんと重なる部分が多い、筆者の受けてきた虐待やその原因となる母の抱える事情について触れていく。 ■日本を代表する作家・吉本ばななさんの衝撃のnoteの内容は? 有料noteなので詳細は省くが、ざっくり内容を紹介すると以下のような内容が綴られている。 ・吉本ばななさんと支配的な母の関係 ・母からの支配で心が壊れてしまった姉と母の共依存 ・母から受けた虐待による色褪せないトラウマ ・姉が暮らす、ネズミだらけの実家
・姉にお金をあげ続ける共依存状態に 少なくとも、筆者は500円を払う価値のある文章だと感じた。かなり衝撃的なのだが、非常に読み応えがあるので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。 さて、冒頭で触れた通り、筆者はかつて被虐待児だった。いわゆる、毒親サバイバーとして、東洋経済オンラインにてエッセイを連載している。筆者も吉本ばななさん同様、母親からの虐待を受けてきた。 これまでのエッセイでも紹介したが、筆者の母は非常識な言動が多い。
・夫婦喧嘩で物を投げる ・4歳の子を1人で何時間も留守番させる ・留守番の間飲食物を与えない ・子どもを餓死させかける ・不倫・男遊びが盛ん ・ネグレクトの末に、娘から6歳頃まで「母親」だと認識されていなかった 上には上がいるので、不幸自慢をしたいわけではないのだが、人に自分の生い立ちを話すと「よく生きてこられたね」と同情される環境を生き抜いてきた。もし興味を持ってくれた方は、東洋経済オンラインで連載している「ドラと毒親」シリーズを読んでみてほしい。