伝えたい「お疲れさま」 選抜閉会式の司会、椙山女学園・吉木さん
第98回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の閉会式で、椙山女学園高校(名古屋市千種区)放送部の2年生吉木碧羽(あおば)さん(17)が司会を務める。大舞台を前にアナウンスの練習に励んでいる。
3月中旬、吉木さんは学校の一室で原稿を手に、発音や間の取り方を練習していた。マイクを前にすると表情が引き締まった。「アナウンスの時、声が変わると言われて恥ずかしいんです」
中学生のときは人前で話すのが苦手だった。ドキドキして手が震えた。一方、生徒会長が全校生徒の前で堂々と話している姿に憧れた。
苦手を克服しようと、高校1年生の4月に放送部に入部。学校行事のアナウンスやラジオドキュメント番組の制作などで経験を積んだ。
昨年の第72回NHK杯全国高校放送コンテストではアナウンス部門で優秀賞(第3位)に選ばれた。「人前で話す機会が増えて、自信が持てるようになった」という。
閉会式に向けて、帰宅して手を洗っているときや入浴中などのすき間時間も練習に充てている。顧問の原暁子教諭は「アドバイスを素直に採り入れる柔軟性がある。陰ですごく努力しているのがわかる」と話す。
甲子園のような広い屋外でマイクに向かうのは初めてという。「選手のみなさんへのお疲れさまでしたという気持ちや、メダル授与の時の高揚感が伝わるように読みたいです」と話した。
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