爽やかな笑顔を見せる15歳が、この春、憧れのタカラジェンヌへ一歩近づく。名古屋市の浜脇美月(みづき)さん(15)は、競争倍率約10倍の難関を突破し、宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)に合格した。娘役としてステージに立つ、その日を思い描きながら、18日に入学する。
3月29日、合格発表のその直前まで美月さんはベッドで眠っていた。「もう10時だよ!」。母に促され、スマホで宝塚音楽学校の合否のページを開いた。「合格」の文字を見て固まった。「99%落ちる」と思っていた。「たたき起こされたようで、一気に目が覚めました」と美月さん。
4歳のころ、宝塚好きの母ちさとさん(46)に連れられ、初めて宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)を訪れた。演目は革命前夜のフランスを舞台にした「1789―バスティーユの恋人たち―」。美月さんは、マリー・アントワネット役のふわっと広がるドレスやきらびやかな舞台に心を奪われた。「私も同じ舞台に立って、お客様の心を動かす舞台人になりたいって思ったんです」
3歳から習い始めたバレエに加え、小学3年生で、宝塚音楽学校に生徒を送り出してきた「フィオーレ音楽教室」(名古屋市千種区)の武田美保さん(52)のもとでレッスンを受け始めた。歌詞の意味や発音の仕方を一つずつ確認し、「お客さんに情景が伝わるように歌う」ことを教わった。
かつては「泣き虫」だった…
ただ、月3回のレッスンでは…
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