広がる「カスハラ対策」小田急電鉄で駅員がカメラ装着 「名前覚えたからな!」従業員守るため…増えるビジネスネーム導入【#みんなのギモン】
社会問題化するカスハラに対し、国も動き始めています。
今年10月から、企業などにはカスハラ防止に必要な措置を講じることが義務づけられることになりました。ただ、どういうものがカスハラにあたるのか、どう対応すべきか、と迷うことも多いので、厚労省で指針を作っています。
例えば「何がカスハラ?」という点については、殴る・蹴るなどの暴行のほか、「SNSなどに悪評を投稿する」と脅すといった精神的な攻撃、無断で撮影することなどもカスハラに該当しうるとしています。
また「対処方法」としては、
・可能な限り労働者を一人で対応させない
・顧客とのやりとりを録音、録画すること
・暴行や脅迫など犯罪になりうる言動があれば警察に通報すること
などが明記されました。
東京ミッドタウンでは、去年8月から接客にあたるスタッフは、名前ではなく役職の名札を使っています。客に名前を聞かれたら「ビジネスネーム」をこたえるそうです。
例えば、本名が小野田なら「小野寺」など名字に近いモノを各自で考えてもらうそうです。接客中に勝手に撮影される事案があり、個人特定につながるおそれもあることから導入したそうです
さらに、自治体でもビジネスネームを導入しているところがあります。大阪の寝屋川市役所では、窓口で「名前覚えたからな」などと言われることもあり、職員が不安を感じず働けるよう去年4月から導入したといいます。
こうしたビジネスネームの導入について、桐生教授も顔と名前を撮影して検索するだけで個人情報がわかる時代になった。そんな中、客の対応でプライベートをさらす必要はないとして、ビジネスネームは有効だとしています。
カスハラ対策が広がりつつありますが、客の立場であっても「相手を尊重する」という当たり前のことを改めて忘れないようにしたいものです。
(4月13日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【#みんなのギモン】身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)