クマのふん?桂瀬町に 大河内小、登下校など警戒 水田で発見、詳細調査へ 三重・松阪
三重県松阪市は9日、桂瀬町内でクマの可能性がある野生動物のふんが確認されたとして周辺住民に注意を呼び掛けている。現時点では写真確認による推定判断で、市農水振興課では現物を専門機関に持ち込み詳細を調査する。結果判明には2週間程度を要する。
8日午前8時半ごろ、JAみえなか笹川支店東側に当たる町内の水田を回っていた農業者がふんを発見。農業者から連絡を受けた町内の住民から同課に連絡があった。同日夕に同課職員で現場を確認し、9日には市の猟友会立ち会いの下、現場を再確認した。 野生動物のふんはこぶし大で、外形から鹿の排せつ物などではなかったことから市では8日、県松阪農林事務所森林・林業室に報告。同事務所が写真を照会した㈱野生動物保護管理事務所(兵庫県)から同日午後、「クマのふんの可能性がある」と連絡があった。 同課では町内の桂瀬集会所に警戒を呼び掛ける看板を設置。校区の市立大河内小学校(宮村嘉奈校長、68人)では9日、連絡アプリで注意喚起の通知を配信した。登下校時には見守りボランティアや教職員が可能な限り同行する対応を取る。 ふんの現物は同事務所に提出。約2週間程度の詳細検査により、野生生物の種類を特定する。 市内では昨年5月、飯高町粟野でツキノワグマが出没。同課によると近年は飯高地域などを中心に確認されている。 同課では「生ごみや不要な果樹は処理、除去するなどクマに限らず野生生物を寄せ付けない環境づくりに取り組んでもらいたい」と呼び掛け。目撃情報などがあれば提供してもらいたいとしている。 松阪市内のクマについては、昨年度は4件の目撃があり、うち1頭を捕獲。地域別では飯南地域で3件、飯高地域で1件。本年度は飯高地域で1件の目撃情報がある。 問い合わせは同課TEL0598(53)4192へ。