日本ハム・伊藤大海、初観戦の長男の前で完投 リーグトップタイ7勝目「いいところを見せたいなと」
息子よ見たか、これがパパの仕事だ。日本ハム・伊藤大海投手(28)は9日、DeNA1回戦(エスコン)で120球、5安打1失点、今季3度目の完投でリーグトップタイの7勝目。同戦では昨年12月に誕生した第1子となる長男が初観戦していた。チームは今季初の5連勝で、貯金も最多の3とした。 本調子でなくても、試合を作る。これもエースの条件だ。伊藤自身も「あまり状態は良くなかった」と認める中で、クイックモーションで打者のタイミングをずらしたり、四回からは左肩を打者方向に入れていくことで体の開きを修正。そして、相手のポイントゲッターを徹底マーク。今春のWBC日本代表で同僚だった牧には「しつこく、厳しく投げ切れた」と4打数無安打に抑え込んだ。 前回登板から中5日のこの日。どうしても勝ちたい理由もあった。「私事ではあるんですけど、今日は妻も久しぶりのエスコンで、息子が初エスコンだったので、何が何でも最後まで投げて、(家族への)感謝の気持ちといいところを見せたいなと」。昨年12月に誕生した第1子となる長男の初観戦で熱投。「何も覚えてないでしょうけど、こうやって野球に触れて、(自分が)そういう仕事をしていたというのを理解してもらえたらうれしい」と振り返った。 そして、もうここからは〝パパの顔〟を連発。「(自宅では)ファイターズのカレンダーの僕から目を離さないんです」と目を細めたと思うと、自身の趣味が海釣りの中「海に落ちたら怖いので、安全な遊びを教えます」と笑った。 2024、25年と14勝で2年連続最多勝。「今年は絶対に15勝はしたい。そして、試合が終わってみれば、普通に勝っている投手になることが理想」と語る右腕が、順調に白星を積み重ねている。(東山貴実)