【倒産】ららぽーと福岡などで歯科医院経営の医療法人が事業停止・破産申請へ 負債総額は約2億5000万円【東京商工リサーチ】
鹿児島市で歯科医院を経営する「仁誠会」が5月25日付で事業を停止し、破産申請の準備に入ったことがわかりました。 負債総額は2025年8月期末時点で約2億5000万円とみられています。 ■地域密着の「あっぷる歯科」を運営 東京商工リサーチ鹿児島支店によりますと、「仁誠会」は1999年9月に設立された医療法人です。 鹿児島市紫原で「あっぷる歯科」を経営し、地域住民向けの診療を展開していました。 長年にわたり地元密着型の運営を続けるなかで、家族単位で利用する患者も多く、安定した顧客基盤を構築していたということです。 ■ららぽーと福岡に歯科医院 売上高は2億円超を継続して計上 その後、さらなる事業拡大を目的として、2022年4月には福岡市博多区の商業施設「ららぽーと福岡」内に「すずらん歯科」を開設しました。 商業施設内という立地特性を活かし、新規患者の獲得を進めた結果、以降は売上高2億円超を継続して計上するなど、事業規模は拡大傾向で推移していました。 ■しかし… しかし、新規開院に伴う内装工事や医療機器導入などの設備投資負担に加え、人材確保にかかる人件費や、運営コストの上昇などから収益面は伸び悩みました。 東京商工リサーチ鹿児島支店によると、当初想定していた患者数の確保にも苦戦し、資金繰りは徐々にひっ迫し、従業員に対する給与の支払い遅延も散見されるなど、厳しい経営状況が続いていたということです。 ■投資負担を吸収できず事業停止へ 「仁誠会」は、2025年8月期には売上高2億2097万円、最終利益1582万円を計上していました。 しかし、過大な投資負担を吸収するまでには至らず、事業を停止して、破産申請の準備に至ったということです。 負債総額は、約2億5000万円(2025年8月期末時点)とみられています。
南日本放送