ミユキ カアイソウ カアイソウ
でお馴染みの怪文書で著名な事件である。本件の発生は1991年3月である。その3年後、即ち1994年春に怪文書は送り届けられた。郵送ではなく被害女児宅に直に送り届けられたようだ。怪文書の解読については 雑感ブログ の方でご覧になっていただくとして(雑感ブログにて記述されている解釈に特段の異存はない)、焦点はこの怪文書が「本物」か「偽物」か、つまりは真相を告発ないし告白したものか、或いはタチの悪い創作ないし悪戯かと云うことになるわけだ。
怪文書の作者は、紀貫之的技法を採用しない限りに於いて、女である。そして実際の事件の犯人…正確には実行犯も恐らくは女である。被害者は学校で友人から放課後一緒に遊ぼうと誘われているのだが、先約があるとしてこれを断っている。約束を取り付ける位なら男でも出来るだろう。しかし玄関で犯行に及んでいる。家屋内に浸入したものと見られる。それと云うのも、被害者が好物のココアを飲みかけのまま、未だ熱い状態で残しており、これまたお気に入りだったピンクのジャンパーも未着用であったからだ。家の中では夜勤明けの父親が就寝中。計画的な犯行であることから約束を取り付けた際に、家の中に父親がいることは実行犯も押さえていたであろう。「おばさん」は最強である。何をやってもおばさんは咎められる可能性が低い。家人と遭遇してもおばさんなら無理なく誤魔化せる。被害者にしても、おじさんよりもおばさんの方により親しみ・安心感と云ったものを抱くであろう。したがって通常、おじさんは道路で勝負する。家屋内に入るおじさんは盗みか刺し違える覚悟でのレイプが目的だ。
実行犯は女だが共犯…と云うよりも主犯は男である。赤ちゃんを攫うのであれば女が単独で犯行に及ぶことも考えられるが小学校低学年と云うことでこの女が自らの手で女児を育てることは考えづらい。また、誰かから目撃されることを嫌うわけだから被害者を伴って歩くことはなるべく避けたい。すぐ近くに車を準備しているはずである。1991年の時点でおばさん…それもおばあさん寄りのおばさんだったであろうことを考えれば運転免許は持っていない可能性が高い。若い女は目立つ。おばさんは行動力のある割に目立たない。本件の目撃証言の乏しさを考えれば、その他大勢のおばあさん寄りのおばさんの一人か、余りに身近過ぎて容疑者として考えることの出来ないおばさんのどちらかであろう。車は一家に一台の時代で一人一台の時代ではない。加えて今ほど女が自立している時代ではないから、男に「触発」されて犯罪を起こす場合が殆どである(今でもその傾向は強いが)。
ゆえに女の手を介して被害者を手に入れた男がその後にどうにかした…要はどこかに流した線が有力になるわけである。女単独では手に負えない。流さないで手元に置いたままにする場合に於いて、監禁して育てようと考えるのは基本、男の発想であって、女は普通に育てようと考える。だから赤ちゃんがその対象になりやすい。小学校低学年が対象になっている時点で女が主体的に犯行に及んだとは看做せないのである。したがって或る女の告白と云う体の怪文書の枠組みと実際の犯行の中身は凡そに於いて適合していると云うことになる。
テーマ:未解決事件
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