大谷翔平、このまま行けば『1923年のベーブ・ルースに次ぐ歴代2位』…地元中継局は感慨深げ「われわれはいま、歴史を目撃している」
◇7日(日本時間8日) MLB ドジャース5―13エンゼルス(ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手(31)は、地元で行われたエンゼルスとの通称『フリーウエーシリーズ』に「1番・DH」で出場し、5打数2安打。マルチ安打は6月の6試合で5度目、今季23度目だった。ドジャースは今季の同シリーズを5連勝していたが、この日は敗れ、6戦全勝はならなかった。 【連続写真】大谷翔平、三塁ベース上でまさかの『腕立て伏せ』 地元中継局スポーツネットLAのジョー・デービス実況は「大谷は1カ月近く前に・233だった打率を3割まで戻しています。防御率(0・74)はメジャー全体でトップ、そして出塁率(・417)はナ・リーグでトップ、WAR(打撃、走塁、守備、投球のすべてを総合した貢献度)に至ってはリーグトップを独走し、歴史的なペースです。昨季はフィリーズのクリストファー・サンチェスがWAR8・1でリーグトップでしたが、大谷は既にWARが5・00超。シーズン13・00を超えるペースです」と紹介。 さらにベーブ・ルースとリンクさせ、そのすさまじさを論じた。「もし13・00超のWARが実現すれば、1920年以降のライブボール時代で歴代2位。これを上回るのは1923年のベーブ・ルースだけです。当時は誰もホームランを打たなかった時代にルースだけが打ち、41本を記録。これはリーグで半分以上のチーム本塁打を上回っていました。つまり、大谷翔平がやっているのは他の誰もやっていないことなんです。これでも控えめな表現なんですがね」 すると、同局のオーレル・ハーシュハイザー解説者は「そういう球史との絡みを話してくれるのはいいね。というのも、『われわれはいま、歴史を目撃しているんだ。これはドジャースの球団史でも本当に特別な時代なのだ』ということを、みんなが再確認できるからだ」と、感慨深げに返した。 いわゆる『2大WAR』(打撃、走塁、守備、投球のすべてを総合した貢献度)のうち、米ベースボール・レファレンス算出のrWARは大谷が投打で計5・2、2位はサンチェスの4・7。もう一方の米ファングラフス算出による大谷のfWARは4・5で、2位はボビー・ウィット(ロイヤルズ)の3・8となっている。 また、大リーグは1920年を境に『デッドボール(飛ばないボール)』と称された公式球の製造クオリティーを改良し、加えてほとんど1試合を通じて同じボールを使っていたのを、汚れるとすぐに取り換えるようになった。また、ルールでスピットボールを禁止し、それまでの圧倒的な投手有利の環境ではなくなった。 ルースも1919年の29本塁打が20年は54本に急増し、メジャー史上初めて50発の大台を突破。23年はrWAR14・1をたたき出し、『ライブボール時代』で唯一の14・00台を達成。同歴代2位は1985年メッツのドワイト・グッデン(13・3)だ。 23年のルースは41発を放ったが、同年にワールドシリーズ初優勝を果たしたヤンキースで、これに次ぐアーチ数はアーロン・ウォードの「10本」だった。
中日スポーツ