【独自】「オニツカタイガー」を分社化 アシックスの高級シューズブランド
アシックスが高級シューズブランド「オニツカタイガー」を手がける事業部を分社化し、新たに「株式会社OTグループ」(※OT=オニツカタイガーの略)を設立したことが、テレビ東京の取材で分かった。あすにも発表する。 新会社の会長にはアシックスの廣田康人会長CEOが、社長には庄田良二副社長(オニツカタイガーカンパニー長)が就任。アシックスの幹部は分社化の狙いについて「経営スピードを速める事に尽きる」と答えた。一事業部から新会社にすることで、独自に資本調達や出店戦略などを展開し、事業拡大につなげたい考え。新会社は、オニツカタイガーを中核ブランドとする「日本発のグローバルラグジュアリーライフスタイルカンパニー」を目指すとしている。アシックスは全株を保有し、完全子会社化してオニツカブランドとのシナジーの創出を引き続き狙う。 オニツカタイガーはアシックスの前身である「鬼塚商会」に由来する。1950年にバスケットボールシューズの販売を開始した鬼塚は、1965年にシューズブランド「オニツカタイガー」をスタート。国際的なスポーツイベントで使用されるようになると、世界的に認知度を高めた。 その後会社は1977年に2社との合併を経て総合スポーツ用品メーカーの「アシックス」に改組。「オニツカタイガー」のブランドは影を潜めた。しかし2002年になると、60年代のシューズデザインなどを取り入れた「オニツカタイガー」ブランドを復刻、ハイテクシューズとは一線を画すレトロなデザインが欧州を中心に話題を呼び、世界的な人気に火をつけた。 アシックスの2025年12月期の決算をみると、オニツカタイガーの売上高は1365億円(前期比43%増)で、日本を含む全地域で二桁以上の伸びを示すなど、アシックス全体の収益の牽引役となっている。 7月には東京・新宿に世界最大の旗艦店をオープンする予定であることも分かった。来年には米国再進出も控え、世界展開を強化をするオニツカタイガー。新会社でブランド力も強化し、国内外での需要の拡大を目指す。