ロシアからドローンがラトビアに侵入、NATOの仏軍機が撃墜 ウクライナ戦争の波及懸念高まる
フランス軍のラファール戦闘機が8日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国ラトビアの領空にロシア側から侵入したドローンを撃墜した。NATO加盟国の東部国境付近ではドローンの侵入事案が相次いでおり、ウクライナ戦争がNATO諸国に波及することへの懸念が高まっている。 ◇ ドローンは8日、ロシア国境から約29キロの地点で迎撃された。ラトビア軍は、このドローンがロシアの電子妨害により侵入したと説明したが、発射主体は明らかにしていない。 ラトビアのメルニス国防相によると、撃墜の最終判断はNATO司令部が下した。けが人や被害は報告されていない。フランス軍も、自軍機が正体不明のドローンを撃墜したことを確認した。 ラトビアのクルベルグス首相は迅速な対応を評価した。NATO当局者は「NATOの抑止・防衛に対する決意と能力を改めて示すものだ」と述べた。当局はこれに先立ち住民に対し、屋内への避難を呼びかけていた。 こうした事案を受け、ウクライナ戦争がNATO諸国に波及することへの懸念が高まっている。先月も、ルーマニア軍機がエストニア上空でウクライナのものとみられるドローンを撃墜している。