中日・細川成也 巻き返しのキーマン/本領発揮はこれからだ!
打てない時期はもどかしい。竜の四番・細川成也もその苦しさを味わっていた。 「僕自身、いつヒットが打てるんだろう、ホームランが打てるんだろうと思っていました」 【選手データ】細川成也 プロフィール・通算成績・試合速報 5月26日の楽天戦(バンテリン)で2回に決勝弾となる今季6号ソロを放った。これが14試合ぶりの一発。5月の月間打率は1割台に下がるまで不振に陥っていた。 自身初の開幕四番を務めてから、チームで唯一の全試合出場を続けている。四球と故意四球は強打者の証しであるが、5月は死球も多かった。出塁してなんぼだが、快音が出ないと波にも乗りきれないのも事実。 「ボール球を追いかけてしまって、状態が悪くなっていた」と5月13日のDeNA戦(横浜)の第2打席からは28打席連続無安打と苦しむ時期も続いた。 「自分でも正直どうしていいか分からなかった。寝付きも悪かった。何とかどこかで良いきっかけになるホームランが出てくればいいなと思っていました」 きっかけは何だっていい。試合前の午前中は室内で打撃練習を行うことが多いが、今季6号を放った26日はグラウンドで打った。 「2年前も、調子が悪かったときに(当時打撃コーチの)和田(和田一浩)さんが『たまには外で打ってみるか』という日がちょくちょくありました」と打球の質を見て、感触を取り戻す工夫をこらした。 井上一樹監督は「打てないと、周りから揶揄されるのも四番バッターの宿命。信じて細川に(四番を)託したい」と期待は揺らがない。 打線の軸は背番号55。「ここから巻き返さないといけないという責任は感じています」と強い思いで打席に向かう。 写真=BBM
週刊ベースボール