本作は、マンガへのひたむきな思いでつながった少女・藤野と京本の成長を描いた物語。2人の小学生時代からの13年間が、美しい四季を織り交ぜながらつづられる。2021年に少年ジャンプ+で公開された原作は、著名クリエイターをはじめ多くのマンガファンの間で大きな話題となり公開初日に閲覧数250万超を記録した作品。世界37の国と地域で出版されたほか、2024年には劇場アニメ化され興行収入20.4億円の大ヒットとなった。
現在放送中のドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」でも注目を集める出口が演じたのは、4コママンガが得意なクラスの人気者・藤野。彼女は同学年の京本に刺激され、マンガ執筆にのめり込んでいく。また「海よりもまだ深く」をはじめ数々の是枝作品に出演してきた蒔田が藤野の4コママンガの大ファンで、家に引きこもってひたすら絵を描いていた京本に扮した。
是枝が手がけたNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」以来の共演となる出口と蒔田。信頼を寄せ合う2人が、秋田・にかほ市を中心とした長期ロケをともに走り切った。出口は「一人の撮影の時も、彩珠を思いながら頭の中でずっと一緒にいたので、藤野と京本の関係性で撮影に臨めたと思います」と回想。一方の蒔田は「原作がたくさんの人に愛されているからこそのプレッシャーがありましたが、是枝組の温かい雰囲気と、夏希ちゃんの、現場をパッと明るくしてくれる天真爛漫さで、そんな不安はすぐになくなりました」とつづった。
是枝は出口との撮影を振り返り「さらに振り幅の大きい感情を表現できるようになっていて、ここぞというシーンで見せる表情は圧巻でした」と絶賛。また、蒔田と出会ってから15年ほどであることに触れつつ「ここまでしっかりと彼女を撮るのはデビュー作以来です。安心して京本を任せられたなと思っています」とたたえた。
またこのたび、七瀬ふうりと岡田六花が子供時代の藤野と京本役で出演することも発表に。是枝はオーディションで出会ってすぐに「この2人しかいない」と確信したそうで、撮影当時、11歳だった2人は、誕生日がわずか1日違いの同級生だという。公開されたティザービジュアルには、藤野の部屋でマンガを描いている藤野と京本、デスクに突っ伏して寝ている幼少期の2人の姿をそれぞれデザイン。両ビジュアルともに、写真家・濱田英明が捉えた1枚を、デザイナー・吉良進太郎がビジュアルに落とし込んだ。YouTubeで公開された特報では、
実写映画「ルックバック」はK2 Pictures配給のもと公開。出口、蒔田、七瀬、岡田、是枝のコメント全文は後掲している。
出口夏希と蒔田彩珠がダブル主演、実写映画「ルックバック」特報映像
出口夏希(藤野役)コメント
原作漫画を読み終わったあと、二人が一緒に夢を追いかけて必死に進む姿や、前にしか進めないこと、真っ直ぐでひたむきな思いが溢れている作品にすごく心をうたれました。
こんなに多くの方から愛される作品へ出演させていただくことに不安もありましたが、藤野役に選んでいただいたことがとても嬉しくて、藤野がどんな子なのかどんな思いなのか日々漫画練習もしながら積み重ねていきました。
是枝監督とまたご一緒させていただけたことも光栄で、現場ではのびのびと自分らしくいれる空気感を作ってくださって、演じていて楽しかったです。彩珠は一緒にいてとても落ち着きました。一人の撮影の時も、彩珠を思いながら頭の中でずっと一緒にいたので、藤野と京本の関係性で撮影に臨めたと思います。にかほの皆さんも本当に温かくてとてもアットホームな場所でした。
蒔田彩珠(京本役)コメント
数年前に、是枝監督から「この作品をやりたいと思ってるんだ。」と原作本をいただいたのが「ルックバック」との出会いです。
藤野と京本、それぞれがたくさんの壁にぶつかり、それでも好きなことのために立ち上がり、前を向いて進んでいく姿にとても共感したのを覚えています。
出演が決まった時は、やっと実現するんだという高揚感と、原作がたくさんの人に愛されているからこそのプレッシャーがありましたが、是枝組の温かい雰囲気と、夏希ちゃんの、現場をパッと明るくしてくれる天真爛漫さで、そんな不安はすぐになくなりました。子ども時代を演じている七瀬ふうりちゃんと、岡田六花ちゃんも常に元気で楽しそうにしている姿に、何度も癒されました。
ロケ地でもある秋田の皆さんも、本当に良くしてくださり、第二の故郷ができたような気持ちです。
キャスト・スタッフみんなの愛が詰まった作品になっていると思います。早くたくさんの方に観ていただきたいです。
七瀬ふうり(子供時代の藤野役)コメント
初めてすごい役をいただいたことが本当にうれしくて、撮影が始まるのが楽しみでした!私が演じる藤野は、強がりでお調子者の自信家で、4コママンガを作るのがとっても上手な女の子です。
撮影期間で一番楽しかったのは、なつきちゃん、あじゅちゃん、六花ちゃん、制作スタッフの皆さんと一緒にスイカ割りをしたことです。逆に大変だったのは、雨の中田んぼ道を走るシーンです。2月の撮影だったので、すごく寒かったです。
是枝監督から「自由! 自分の思うままにやってほしい」というアドバイスをいただいたおかげで、最後まで自分らしく演じることができました。
秋田では、雪でいっぱい遊びました。ほかにも六花ちゃんとルックバックチームの絵を描いたこと、スタッフの皆さんとのBBQや、にかほの皆さんがすっごくやさしくしてくれたことなど、思い出がいっぱいです!
岡田六花(子供時代の京本役)コメント
オーディションの合格を知った時は、正直信じられなくて何回も確認しました。夢かと思いましたし、もしかしたら今も夢かとも…。私が演じた京本は、絵が好きで集中力がすごい、本当に「すごい子」なので、携わることができて光栄です。
撮影は全部が楽しかったのですが、特に夏の撮影は海で遊んだりスイカ割りや花火をしたりと、最高の夏休みでした! 反対に大変だったのは絵を描く練習です。毎日何時間も頑張りましたが、なかなか上達しなくて…そこで「進捗」って言葉を覚えました。
是枝監督は最初、緊張で目も合わせられませんでしたが、いつもおおらかで優しくて、撮影の最後の方ではお菓子を一緒に食べておしゃべり出来るようになりました。秋田の撮影はみんな優しくて景色がきれいでした。むっち先輩(七瀬さん)にはスライム作りを教わって今は私もハマっています。
是枝裕和 コメント
藤野役の出口夏希について
初めての出会いから4年ほど経ちましたが、成長に驚きました。
さまざまな現場を経験して自信をつけてきたのだと思いますが、さらに振り幅の大きい感情を表現できるようになっていて、ここぞというシーンで見せる表情は圧巻でした。
そういった成長と、変わらない天真爛漫さが彼女の中に同居していることが非常に魅力的で、藤野を見事に演じ切ってくれました。
京本役の蒔田彩珠について
原作漫画を読んだ後に、蒔田さんとお会いする機会があり、「もしこの作品を撮れるときがきたら、京本を頼むよ」という話をしました。プロデューサーから実写映画化の話をもらう前です。そのまま一緒に書店へ行って、原作漫画を買って、渡した記憶があります。
初めての出会いから15年ほど、多くの作品に出てもらいましたが、ここまでしっかりと彼女を撮るのはデビュー作以来です。安心して京本を任せられたなと思っています。
子供時代の藤野役・七瀬ふうりについて
オーディションで最初に会った時に「この子しかいない」と確信したことを覚えています。
ポジティブで、おおらかで、自然体な姿がまさに藤野で、ピッタリとイメージに合致しました。
撮影に入ってもそれは全く変わらず、現場全体のムードメーカーにもなってくれて、想像した以上の活躍に驚いています。
子供時代の京本役・岡田六花について
脚本段階では、京本をどう描いていくか、難しさを感じていましたが、岡田さんという具体的な存在がいてくれたことで、想像が膨らんでいきました。オーディションの時から、撮影に入るにつれてどんどん良くなっていくので、「もっと見たいな」と思い、彼女のシーンは当初の予定よりも増えていったほどでした。
実写映画「ルックバック」作品情報
公開日:2026年9月11日(金)公開
キャスト:出口夏希 / 蒔田彩珠 / 七瀬ふうり / 岡田六花
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:坂東祐大
撮影:上野千蔵
照明:西田まさちお
録音:冨田和彦
美術:小島伸介
衣装:伊藤佐智子
ヘアメイク監修:勇見勝彦
助監督:中山権正
スクリプター:田口良子
キャスティング:田端利江 / 山下葉子
VFXスーパーバイザー:上田倫人
ラインプロデューサー:村岡伸一郎
後援:秋田県にかほ市
企画・プロデューサー:小出大樹
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