熊本市の旧松尾北小解体へ 2017年閉校 民間事業者の利活用進まず
熊本市は、2017年3月に閉校した旧松尾北小(西区)の校舎の解体方針を決めた。民間貸与での活用を期待し、事業者を募っていたが、立地の悪さなどから見つからなかった。26年度内に解体設計を終える見込みで、一般会計当初予算に関連費用1200万円を計上した。
松尾北小は、児童数減少に伴い、松尾東、松尾西の両小とともに、17年度から小島小へ統合された。市は閉校3校を活用した地域活性化を目指し、19年から民間事業者を募集。現在、東小はドローン操縦訓練校、西小は高齢者支援センターの分室として利用されている。
一方、北小は、金峰山の中腹の標高約200メートルにあり、アクセスの悪さや駐車スペースの確保が難しいことがネックとなり、一度も貸与先が決まらなかった。築40~55年の校舎3棟は老朽化が進み、学校周辺の安全面や、地域住民や卒業生へのアンケートなどでも容認意見が多かったことから解体を決めた。
「閉校直後は、住民から校舎利活用へ期待の声があったが、ここ数年の状況を考慮して苦渋の決断となった」と市西部まちづくりセンター。いったん更地にして、今後の活用策を探る予定。
残る2校についても、市は利用していない給食室やプールなどを解体する方針。東小で2教室、西小で5教室ある空きスペースの活用を目指し、新たな事業者の募集を続けている。(磯村彩夏)
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