中部学院大が全日本選手権へ プロ注目右腕の吉倉遼輔は快投「初回から力を入れて圧倒しようと」8回途中2失点【東海地区大学野球】
2026年5月23日 20時19分
全日本大学選手権大会(6月8日~・神宮球場、東京ドーム)の出場権をかけて岐阜、三重、静岡3県のリーグ優勝チームが総当たりで争い、中部学院大(岐阜)が2季連続16度目の優勝を飾り、2年ぶり5度目の全日本切符を手にした。第1戦は3―2で日大国際関係学部(静岡)に勝利。第2戦では9―3で鈴鹿大を破って2連勝とした。
第1戦で勝利への流れをつくったのはプロ注目右腕の吉倉遼輔投手(3年)だった。日大国際関係学部を相手に7イニング1/3を3安打2失点に抑えた。
「自分のピッチングをしたら通用すると思って、初回から力を入れて圧倒しようと考えて投げていました」
8回に1点失い、なお1死満塁で降板。それでも7回まで無失点と力投し、4番・外山櫂(とやま・かい)内野手(3年)の2本のタイムリーなどで挙げたリードを守った。
球場の球速表示では最速152キロを出すなど、150キロ超えが10球。プロが使うスピードガンでは145キロほどだったそうだが、100球を超えても150キロを計測するなど高いポテンシャルの一端を見せ、相手を「圧倒」した。
元中日捕手で昨年までブルペン捕手を務めた中野スカウトは「スピードがあるし、球の質もいい」と来年のドラフト候補として注目。1月のスカウト就任から何度も視察しており、「球速はまだまだ出る。もう一つ出力が上がってくるともっと注目されるようになる」と成長に期待した。
富山・不二越工3年の夏はベスト8止まり。大学1年時に出場した全日本選手権でも登板はなかった。「しっかり自分の持ち味を出して、自分のピッチングをしてチームの勝利に貢献したい」。逸材が満を持して全国の舞台に上がる。
▼吉倉遼輔(よしくら・りょうすけ) 2006年3月9日生まれ、富山市出身の20歳。182センチ、90キロ。右投げ右打ち。投手。小1から軟式少年野球「熊野メッツ」で野球を始め、興南中時代は軟式野球部。不二越工では3年夏の富山大会ベスト8止まり。全国大会には縁がなかった。中部学院大では1年春からベンチ入り。今春リーグ戦は5勝(1敗)を挙げて優勝に導いた。兄、自分、弟、妹、弟の5人きょうだい。
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