森保ジャパン、W杯直前合宿で見えた収穫と課題 遠藤オランダ戦出場できる 暑熱対策も手応え 指揮官「連係ミスもあった」
【モンテレイ近郊(メキシコ)7日(日本時間8日)】サッカーW杯北中米3カ国大会に臨む日本代表が当地での事前合宿を終えた。非公開でU-19(19歳以下)日本代表との練習試合(35分×4)を行い、2―1で勝利。8日(同9日)にベースキャンプ地の米テネシー州ナッシュビルに入り、14日(同15日)に1次リーグF組初戦のオランダ戦に臨む。現地で取材する本紙サッカー担当の森祥太郎記者(27)がメキシコでの収穫と課題を挙げた。 3日にスタートさせたメキシコでの事前合宿の練習を打ち上げた。森保監督は大きな目的だった暑熱対策に一定の手応えを示した。 「(練習試合で)選手たちは相当きつそうだった。気候に慣れる部分は十分できた」 U―19日本代表と非公開の練習試合は35分を4本行い、鈴木淳(コペンハーゲン)と塩貝(ウォルフスブルク)が得点して合計2―1だった。鈴木淳はCKからのこぼれ球を押し込み、塩貝は冨安(アヤックス)からのロングボールに抜け出して得点。ほかに5月に右鎖骨を骨折した鈴木唯(フライブルク)が実戦復帰し、長らくけがを抱えていた冨安は70分間プレー。明るい材料があった。 W杯直前の親善試合は5月31日のアイスランド戦が最後。1次リーグで対戦するチームより1試合少ないが、森保監督は「親善試合をやるよりも良かった」とメリットを強調した。U―19には14日(日本時間15日)の初戦で激突するオランダに戦術を似せてもらい、本番を想定。決勝トーナメントを見据え、PK戦も実施した。 大きな収穫は2つ。ゴールを決めた塩貝は爆発的なスピードを武器とする21歳の新鋭で、試合途中からのジョーカーとして期待される。もう1つは、遠藤(リバプール)がW杯に出場できる見通しとなったことだ。 アイスランド戦で足に違和感を覚え、合宿で一度も全体練習に参加しなかったが、森保監督は「W杯初戦にプレーできると聞いている。負荷をかけたトレーニングもしている」と明らかにした。遠藤は主将で精神的支柱。球際の強さ(デュエル)やボール奪取力に優れ、中盤の守備の要として強豪国と戦う上で不可欠な存在だ。 一方で、課題がなかったわけではない。まず環境面。当初使用予定だったグラウンドが芝の状態が悪かったため使えず、5日間で3カ所の練習場を転々とし選手たちに負担がかかった。戦術面については、この日の練習試合で改善点が出た。