「なんとか起爆剤に…」 阪神ドラ1ルーキー・立石正広が決勝打
◇○阪神1―0楽天●(6日・甲子園) 阪神のドラフト1位ルーキー・立石正広は思い悩んでいた。5月19日に1軍デビューを果たし、同22~24日の東京ドームでの宿敵・巨人との3連戦ではプロ初ホームランを放つなど鮮烈な印象を残した。しかし、交流戦に入ってからは停滞。それでも続く先発起用の期待に応えたかった。 【写真】あの球団マークの生みの親は? 日本のデザイン史上「虎」高の傑作 五回に絶好の場面がやってきた。1死二塁で立石が打席に立つと、走者の熊谷敬宥が三盗を決め、内野陣が前進守備を敷いた。ヒットゾーンが広がる中、「なんとか強い打球を打とう」。直球に狙いを定め、粘った後の8球目を左前に運んだ。これが決勝打となり、甲子園では初めて立った試合後のお立ち台で「最高の気分です」とほほえんだ。 交流戦以降は、多彩で精度の高いプロの球に対して、さまざまな球種を追いかけてしまっていたという。だからこそ、より意識したのは「自分のスイングをすること」。その結果、「ずっと捉えられていなかった」という直球を見事に仕留めてみせた。 立石は「連敗していた時期もあった中で使ってもらって、何とか(打線の)起爆剤になりたいなと思っていた」と話す。思惑通りの大仕事で、チームは再びセ・リーグ首位に戻ってきた。【吉川雄飛】