消費税「1%案」浮上で期待と不安が交錯 2万品目の“値札張り替え”を迫られるスーパー “寝ずに作業”を覚悟するレジ販売会社 ラーメン店は“外食離れ”を懸念
飲食料品の消費税減税をめぐり、政府は2027年4月から、税率を1%に引き下げる案の本格検討に入ります。期待の声の一方で、飲食店からは“外食離れ”への不安も聞こえてきました。
飲食料品の消費税減税「ゼロ」ではなく「1%」で検討
6月3日に行われた、与野党による「社会保障国民会議」の実務者会議では、経済産業省から、国内に約140万から150万台あると試算するレジの改修期間について、「税率ゼロ」の場合は最大で10か月から1年程度かかる一方、「1%」の場合は最大で5か月から6か月程度に短縮されるとの見通しが示されました。 システム上「ゼロ」は特殊な数字で、現在は一部、入力ができないシステムもあるとしています。 こうした中、高市総理は周辺に2027年4月から1%への引き下げの検討を進める考えを示しています。
レジの設定よりも大変なのは“値札の張り替え”
その消費税1%案について、愛知県春日井市のスーパー「エフ マルシェ」で買い物をしていた人に聞いてみると・・・ 買い物担当の夫(80代): 「ゼロより1%の方が早いんでしょ? いいと思うよ」 2人家族 主婦(60代): 「主婦としては助かります。なんでも物価が上がりますから」 4人家族 主婦(80代): 「やはりゼロがいいです。早い遅いじゃない、ゼロが魅力的」 皆さん、食料品の減税はうれしいようですが、ゼロか1%については意見が分かれました。
一方、店側は、店内にある3台のレジは、税率の変更に対応できるシステムを導入しているため、消費税が8%から1%に変更になってもすぐに対応できるといいます。 エフ マルシェ 福丸明男社長: 「今回1%になったほうが、レジの設定変更は間違いなく簡単。(ゼロより)1%の方が現実的に早くできるのかなと思います。ゼロにすると、システムの中身をすべて変更しないといけない。レジ1台につき(変更費用が)約10万円かかる」 1%だと、ゼロよりも手間も費用もかからないため、店としては助かるそうですが、一番大変なのは、2万品目を超える商品の値札の張り替え。従業員3人態勢で1週間ほどかかるといいます。 エフ マルシェ 福丸明男社長: 「早く施行していただいて、いつからやるというのを決めていただくと、うちも前もって準備ができる。猶予が長ければ長いほどありがたい」