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線状降水帯とは?情報が出たらどう行動する?

大雨情報

発達した雨雲が次々と連なって大雨をもたらす「線状降水帯」。過去には甚大な被害を引き起こしています。線状降水帯とは何か、線状降水帯の発生や予測の情報が出たらどう行動すればよいかをまとめました。

※2026年5月 防災気象情報見直しに伴い更新

いま知ってほしい、災害リスク・対策のまとめはこちらで
NHKONE防災 災害リスク・備えまとめ

災害の危険性が急激に高まっている

気象防災速報の「線状降水帯発生」は、「線状降水帯が発生して、災害が起きる危険性が急激に高まっているよ!」と警戒を呼び掛ける情報です。

○○県気象防災速報(線状降水帯発生) ○○県北部では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ災害発生の危険度が急激に高まっています。

注目して欲しいのは情報の中に出てくる「線状降水帯」というキーワードです。

「線状降水帯」のメカニズムと被害

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「線状降水帯」は、下層の「①暖かく湿った風」が「②地形や前線の影響などで上昇」し「③積乱雲が発生」、「④上空の風に流される」ことで列をなすように積乱雲が次々に発生することで線状にのびた雨域のことです。

積乱雲から降る雨などとともに吹きおろす冷たい風が暖かく湿った空気とぶつかり、積乱雲をくりかえし生み出すこともあります。

実際のレーダーで観測された雨雲の様子を見てもはっきりとわかります。

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令和2年7月豪雨の雨雲 熊本県付近に線状降水帯が

線状降水帯が発生すると、同じような場所で非常に激しい雨や猛烈な雨が降り続くため、急激に状況が悪化して災害が起きるケースが多いです。

過去を振り返っても、熊本県の球磨川の水害(2020)、西日本豪雨(2018)、九州北部豪雨(2017)、関東・東北豪雨(2015)、広島市の土砂災害(2014)など、近年も大きな災害のたびに線状降水帯が発生しています。

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ですから、「線状降水帯発生」の情報が出た時には、命に危険が及ぶ土砂災害や川の氾濫などが発生する可能性があると考えて、すぐに命を守る行動をとる必要があります。

すぐに安全を確保 ポイントは?

情報が出た時は、安全な場所で命を守ってください。

ただ、すでに大雨で周辺の状況が悪くなっている可能性があります。

✅まずは、窓から外の様子を確認して下さい。雨の勢いが強くて周囲の様子が見えない、すでに周辺の道路が冠水してる、土砂災害が起ている場合には、外に出て移動するのは危険です。

✅自宅の2階以上で、崖や斜面から離れた部屋に移動するなど、少しでも助かる確率の高い場所で過ごしてください。また、マンションの上の階の人も、外に出るよりも建物の中にとどまった方が安全です。

✅周囲の様子を見て、まだ動けそうな場合には、近所にある鉄筋コンクリートの建物に移動すると安全性を高められます。

公的な避難場所に避難しようと考える方もいると思いますが、移動の際に川や崖の近くを通る場合は、災害に巻き込まれる可能性があります。これまでの災害でも避難中に犠牲になる人が相次いでいます。

遠くの避難場所ではなく、近場の安全な建物を目指すようにして下さい。

「線状降水帯直前予測」3時間以内に発生するおそれ

線状降水帯が3時間以内に発生する可能性が高まった時に、気象防災速報の「線状降水帯直前予測」が発表されます。どこで発生するかは、各都道府県をいくつかに分けた地域単位で発表されます。

○○県気象防災速報(線状降水帯直前予測) ○○県○○では、今後3時間以内に線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続く可能性が高まっています。命に危険が及ぶ災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。

また、「線状降水帯直前予測」が発表された場合、線状降水帯が発生して大雨になるおそれがある地域を地図の色塗り表示で確認できる「線状降水帯予測マップ」も発表されます。

「線状降水帯直前予測」の発表状況や「予測マップ」は、NHK ONE「ニュース・防災」アプリやウェブサイト、気象庁のホームページなどで確認することができます。

「線状降水帯直前予測」の精度について、気象庁は、過去の事例をもとにシミュレーションした結果、「直前予測」が発表されたあと、実際に線状降水帯が発生するのは2回に1回程度としています。

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