警察庁長官「トクリュウ撲滅へ 今が正念場」 警察幹部に訓示
「トクリュウ」、匿名・流動型犯罪グループが関与しているとみられる事件が相次ぐなか、警察庁の楠芳伸長官が、6月1日、全国の警察本部長らを集めた会議で「全国警察が一体となってグループの撲滅に向けた対策を前進させることが求められており、警察にとっては、今が正念場だ」と訓示しました。
6月1日、都内で開かれた会議には、警察庁の幹部や全国の警察本部長ら合わせておよそ110人が参加しました。
このなかで、警察庁の楠長官が、栃木県上三川町で起きた強盗殺人事件について、「こうした事案については、中核的人物の早期検挙と同じような事件の発生防止両面において、全国警察をあげて対策を強化する必要がある」と訓示しました。
そのうえで、「全国警察が一体となって、グループの撲滅に向けた対策を前進させることが求められており、警察にとっては今が正念場だ。グループに関連する情報は、断片的なものも確実に報告するとともに、警察庁の分析結果などを効果的に活用し、実態解明と取締りを強力に進めてもらいたい」と指示しました。
また、「トクリュウ」が関与しているとみられる特殊詐欺の被害金について、6月1日から警察庁とメガバンクなどが連携して、追跡・回収する新たな運用が始まったことを受け、「積極的に活用し、金融機関への照会や凍結依頼を早期に行って、被害金の回復を図ってほしい」などと述べました。