指定暴力団・住吉会系の「幸平一家」の傘下組織の暴力団員らが、都内の80代の女性から現金1000万円をだまし取ったとして警視庁に逮捕されました。この詐欺グループによる被害はおよそ2億円に上るとみられ、警視庁が実態解明を進めています。
逮捕されたのは、住吉会系の暴力団、「幸平一家」の傘下組織の暴力団員、盛隆司容疑者(30)ら2人です。
警視庁によりますと、去年1月、東京 練馬区に住む1人暮らしの80代の女性の自宅に、親族になりすまして「電車でかばんを取り違えた。仕事でお金が必要だ」とうその電話をかけるなどして、現金1000万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
女性の自宅を訪れて現金を受け取った「受け子」や、「受け子」が現金を渡した「回収役」がすでに逮捕・起訴されていて、その後の捜査で、暴力団員がこの「回収役」から現金を受け取っていた疑いがあることがわかったということです。
特殊詐欺グループの指示役とみられていて、グループによる特殊詐欺の被害は去年12月までの1年余りの間に、東京や埼玉などで28件、被害額はおよそ2億円に上るとみられ、警視庁が実態解明を進めています。
警視庁は、2人の認否を明らかにしていません。
警視庁が去年、特殊詐欺事件で検挙した暴力団員のうち4割以上が「幸平一家」とその傘下組織の構成員だったことなどから、警視庁は、ことし特別対策本部を設置し取り締まりを強化しています。