母親とはぐれた子ザルは、自分の指をおしゃぶりして過ごすようになります。このように何かを口に加えることで脳内ホルモンであるオキシトシンやセロトニン、ドーパミンなどの分泌を促すことから、不安や恐怖が和らぎ、気持ちを安定させ、自分の肉体にかかるストレスを軽減させることができます。


サル


詳細な説明:
  • オキシトシン:
    抱擁や親密な接触によって分泌が促進されるホルモンで、信頼感や共感性を高め、不安や恐怖を緩和する効果があります。
  • セロトニン:
    穏やかで、落ち着いた気持ちをもたらすホルモンです。一定のリズムの運動や深呼吸によって分泌が促進されるとされています。

  • 上記のホルモンは、人間の脳内でも分泌されており、オキシトシンは抱擁やスキンシップ、セロトニンは運動や食事、ドーパミンは新しい刺激や達成感によって分泌が促進されることが知られています。


私たちが普段の生活の中で感じる幸福感とは、実際は、脳内における神経伝達物質のやりとりに過ぎません。具体的には、オキシトシンは抱擁やスキンシップ、セロトニンは運動や食事、ドーパミンは新しい刺激や達成感によってその分泌が促進され、幸福感が生まれるようになっています。


女性



例えば、長距離ランナーが走るときに体験するランナーズ・ハイという現象があります。スタート地点に立って走り出そうとした瞬間から、脳を興奮させて活発に動ける状態を出すためにドーパミンが分泌されます。そして長距離を休みなく走り続けていると、筋繊維の細胞が破壊されて『しんどいな』という状態に陥ります。そこで脳は、苦痛を麻痺させようと、鎮痛効果や気分の高揚が得られるエンドルフィンを分泌させます。ランナーはこうした脳内麻薬によって気持ち良くなり、この先いくらでも走れそうな気分になります。しかし実際は過酷な運動をしているため、細胞レベルでは悲鳴を上げています。すると今度は、脳が無理な状況に対処しようと生命維持機能を働かせるために、セロトニというホルモン物質を分泌させます。ランナーがゴールした瞬間にもセロトニンは分泌されますので、ランナーは安らぎと幸福感に包まれます。



  • ドーパミン:
    報酬系に関与し、喜びや快楽、意欲をもたらすホルモンです。新しい刺激や挑戦、達成感によって分泌が促進されます。






ランナー



ここで注目すべき点は、ホルモンや神経伝達物質が分泌されるプロセスです。最初に「興奮や快楽を覚える物質」、次に「落ち着かせる物質」が分泌されます。これは人間のホメオスタシスの働きによるもので、その振幅が大きいほど『幸せ』の感覚が増大します。つまり、最初は大変でも、最後は安堵し、達成感があるというプロセスにおいて、脳内物質がたくさん生み出され、大きな幸福を感じるわけです。明治以降の経済的支配者たちは、こうした脳内のシステムを利用し、日本人の集合意識を巧みにコントロール(洗脳)してきました。

『幸せ』を感じる脳内物質を、自分自身の「どの行動」で分泌させるかが、宇宙銀行につながるひとつの鍵となります。つまり、幸せホルモンを勉強や労働で流している人は、ずっとそういった行動をし続けることになるのです。

〔ポイント〕
◎学習のプロセスにおいて、どの時点で脳内物質を流すか?
◎労働のプロセスにおいて、どの時点で脳内物質を流すか?
◎お金を得るプロセスでは脳内物質を流さない。(金額が固定される)
 →割引商品など


家計簿


 記事更新日:2022/02/22