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金の取引実態把握へ警視庁が立ち入り 相次ぐ強盗など受け

事件・事故

都内で金の取り引きの現場を狙った「トクリュウ」、匿名・流動型犯罪グループとみられる強盗などの事件が相次ぐ中、警視庁がこのうち先月事件が起きた金塊を取り扱う都内の会社に古物営業法に基づく立ち入りを行ったことが捜査関係者への取材で分かりました。取り引きの実態の把握や防犯指導が狙いで、警視庁は今後、被害に遭ったほかの会社などにも立ち入りを行い、対策を強化することにしています。

警視庁が立ち入りを行ったのは、東京 江戸川区にある飲食店などを運営する会社です。

この会社の近くでは、先月28日に強盗を行う目的で軍手を準備し、路上に集まったとして東京 調布市の職業不詳、田中航輝容疑者(20)ら2人が強盗予備の疑いで逮捕されました。

会社では金塊を取り扱っていて、当時は車で運び出す準備をしていたということで、警視庁は2人を含む匿名・流動型犯罪グループがこうした情報を事前に入手したうえで金塊を狙っていた疑いがあるとみています。

捜査関係者によりますと、4日に行われた立ち入りは古物営業法に基づくもので、取り引きの実態の把握や防犯指導が狙いです。

会社に対しては、取り引きの際の本人確認の徹底や記録の作成・保存に加え、犯罪の疑いがある取り引きがあった場合は警視庁などに届け出るよう指導したということです。

都内ではことしに入ってから、金の取り引きの現場を狙った匿名・流動型犯罪グループとみられる強盗や窃盗などの事件が相次いでいて、警視庁は今後、被害に遭ったほかの会社などにも立ち入りを行い、対策を強化することにしています。

金の取り引き狙った事件相次ぐ

捜査関係者によりますと、都内ではことしに入ってから金の取り引きの現場を狙ったとみられる強盗などの事件が少なくとも5件相次いでいます。

このうち4月には葛飾区の路上で男性4人が3人組の男らに暴行を受け、金塊などが入ったリュックサックを奪われる事件がありました。

被害者の4人は当時、現場近くで金塊を換金しようとしていたということです。

4人は「奪われた金塊はおよそ2キロだった」と話していて、5300万円相当とみられるということです。

この事件では19歳の男の容疑者ら2人が強盗傷害の疑いで逮捕されていて、警視庁は金の取り引きに関する情報を事前に得ていた疑いがあるとみています。

また、2月と先月には新宿区四谷の貴金属買い取り業者の事務所に、男らが配管などの点検を装って侵入し金品を奪おうとしたり、別の男らが事務所の近くを警棒を持ってうろついたりする事件がありました。

この2つの事件では、これまでに少年を含む合わせて11人が逮捕されていますが、捜査関係者によりますと、この事務所でも当時、金の取り引きが行われるなどといった情報があったということです。

さらに4日、警視庁が立ち入りを行った江戸川区の会社では、先月のほか去年9月にも、従業員の男女3人が男らに催涙スプレーをかけられる事件が起きています。

逮捕された容疑者らの多くは秘匿性の高い通信アプリでやりとりしていたということで、警視庁は匿名・流動型犯罪グループとみて実態の解明を進めるとともに、金の取り引きに関する情報を事前に流した人物がいる可能性もあるとみて詳しく調べています。

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