京都で行方不明になった米国人学生、遺体で発見 捜索の末
(CNN) 京都での家族旅行中に行方不明になった米オーバーン大学の学生が、捜索救助活動に参加していた日本のボランティアによって遺体で発見された。遺族が明らかにした。森林に覆われた山で続いた懸命の捜索は、悲劇的な結末を迎えた。 【映像】京都の米大学生失踪、母親が語る捜索の状況 遺族がSNSへの投稿で明らかにしたところによると、ジェームズ・「ウェストン」・ヒギンボサムさん(20)は6日、京都郊外で遺体で発見された。地元警察はCNNに対し、死因は調査中だと明らかにした。 遺族は「ウェストンは京都郊外の山地で、ボランティアの捜索救助隊によって遺体で発見された。胸が張り裂けるような思いでお伝えする。私たちが感じている悲しみは、言葉ではとても言い表せない」とつづった。 熱心な自然愛好家だったウェストンさんが失踪したのは先月29日。母親が旅行案内に「ChatGPT」(チャットGPT)を使用したことや、こうしたAI(人工知能)による天然資源の消費をめぐり母親と衝突した後、両親や弟を置いてひとりで京都の探索に出かけた。 両親は「Life360」アプリで居場所を追跡し、ウェストンさんが電車に乗って数軒の店を訪れたことを確認。両親はテキストメッセージで行き先を尋ねたものの、その直後に位置情報の共有が切られた。これはウェストンさんらしくない行動だった、と母親は語る。 ウェストンさんが最後に目撃されたのは京都市山科区で、付近の森のハイキングコースへ続く道をひとり歩く姿が防犯カメラに映っていた。 カメラが山道近くに設置されていたこと、ウェストンさんがハイキング好きなことを踏まえ、警察は今月2日、森を捜索する方針を決定。だが、その夜に強風と豪雨を伴う嵐がこの地域を襲い、捜索は妨げられた。 当局者は、もしこの時点でウェストンさんが山中にいた場合、嵐の中で身の安全が懸念されるとの見方を示していた。 ウェストンさんが歩く姿が最後に目撃された森一帯では、72時間にわたって警察の捜索が行われたが、遺族によると、これは5日に終了した。捜索には警官100人以上と警察犬、ヘリコプターが投入された。 遺族によると、ヒギンボサムさん一家は6日、地元住民や雇われた捜索救助チームの助けを借り、山科の森の警察が捜索しなかった場所を中心に独自の捜索活動を開始した。 ウェストンさんの遺体発見を受け、遺族は捜索に協力した人々に感謝の意を示した。 「あふれるほどの優しさと支援が寄せられ、人生の最も暗い日々を乗り越えることができた」「皆様の思いやりや祈り、支援に感謝する。今はこれまで以上にそれが必要とされる時だ。ウェストン、私たちはいつまでもあなたを愛し続ける」