《健康腸寿を目指す》名医と食のプロが教える「腸の機能回復」に役立つ食べ物と習慣 ぬか漬けは「食べる美容液」
朝食を抜くと脂肪肝になる
腸内環境をよみがえらせるためには、食事を気をつけるだけでは不充分。全員が票を入れた、取り入れるべき習慣の1位は「継続的なウオーキング」だ。 「運動不足になると腸にかかわるインナーマッスル、大腰筋や腸骨筋が充分に機能しない状態になる。弛緩性便秘を起こして腸内環境を悪化させてしまうので、毎日30分は歩くようにしましょう」(辨野さん) 暑くなるこれからの季節は「こまめな水分補給」(2位)も欠かせない。 「水分不足は便を硬くし、排便を困難にする原因になります。年を重ねるとのどの渇きを感じにくくなり、便が硬くなりやすいといわれている。特に朝起きた後は、水を飲むことでぜん動運動を促すので忘れないで」(望月さん) 忙しい、食欲がないからと朝食を抜く人もいるが、「朝食を食べる」(3位)ことが腸を元気にする。さいとう内科クリニック院長の斉藤雅也さんが説明する。 「高齢になると食事の量が減り、栄養が不足する可能性が上がります。筋肉量が減り、内臓に脂肪をため込む『低栄養性脂肪肝』を招き、全身の代謝や腸の働きを低下させる可能性があるので要注意です」 川本さんは朝食でたんぱく質を摂る重要性を説く。 「朝日を浴びたり、朝にたんぱく質を摂ることで作られる幸せホルモン『セロトニン』は、精神を安定させて良質な睡眠につながるほか、腸のぜん動運動を活発にして腸の劣化を防ぐ。また、たんぱく質は腸の動きを活性化させるので、朝食に卵や納豆を食べるのがおすすめです」(川本さん) 食事の際には、「ゆっくりよく噛んで食べる」(7位)ことに加えて、「ベジファースト」が大切だと、斉藤さんが言う。 「食事の最初に海藻や野菜を食べるのを徹底することで、腸内での糖質や脂質の吸収が穏やかになり、腸内環境を改善します」
腸がぐんぐんよみがえる「究極の習慣」
「充分な睡眠」(5位)も重要なファクターだと話すのは、医師で医学博士の山本佳奈さんだ。 「睡眠不足は腸内環境の乱れや便通悪化につながる可能性があるほか、ストレスホルモンの上昇や、腸管バリア機能を低下に関与することも報告されています。私自身も睡眠を最優先にしています」 これらの食品や習慣を意識することで、「老化で機能が低下した腸でもよみがえらせることは可能だ」と名医たちは口を揃える。 何才からでも遅くはない。 健康腸寿を目指して、今日から取り入れてみよう。
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