青空の下では星は見えない
ぎょえ……
今回喋ってない組の反応
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フレデリカ▶︎レムの言葉に頭を抱えている。どうしてそういう伝わり方をするんですの……!と
フロップ&ミディアム▶︎絶句。レムの方を見て心配している。
ユリウス▶︎塔のことを思い出している。
ロズワール▶︎ちょっとこれは……と少しだけスバルを哀れんでいる。口に出していた場合ベアトリスからキツイお叱りが飛んできていた。
ヴィルヘルム▶︎スバルの心労に思いを馳せて落ち込んでいる。
賢一さん▶︎かなりキツい。どうしてこんなことになるんだ、と思っている。
ハリベルさん▶︎うーん、すれ違ってるなーと思っている。セシルスがずっと煩いから席を変えて欲しいと思っている。
ちなみにタイトルの小話。
青空=レム
星=スバル
なのはお気付きかと思いますが、昼間って星は見えにくいですよね。
明るい空の下では星は見えない。
レムが英雄幻想を捨てると、スバルの精神は綺麗に見えなくなる。
そして、青空は本来の綺麗な星を見ることはできないんです。
レムと出会った時には既に、スバルは死に戻りで精神に歪みが生じてますからね。
星を本当に綺麗に見れるのは、プラネタリウムや天体観測が好きなただの人間なんですね。
そして、菜穂子さんたちはプラネタリウムが好きらしいです。
なんかややこしい小噺なのでここで供養します!
書いてるうちによく分からなくなった!
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『……何が無血開城だよ』
『――無血開城、だと? 貴様、ずいぶんと無謀な言葉を聞いたな。よもや、血を流さずに都市を落とさんとしたというのか? この戦争の最中、圧する戦力を持たぬままに』
『……そうだよ、悪いか。いや、悪いよな。結局、失敗してるんだし……』
『たわけた発想だと、そう呆れ返っただけじゃ。ましてや、その夢物語を実行に移さんとしたことに驚嘆する。――アベル、貴様、正気か?』
『――。策そのものは狂気の沙汰であったがな』
『玉座から帝国を眺め、どうすればそこまで緩める。犠牲なくして戦果はない。血を流さずして誇りは保てぬ。それが帝国の流儀であろう』
『俺とて、剣狼の掟に背くつもりはない。狂気の沙汰とは言ったが、勝算があった。事実、アラキアの存在がなければ、無血開城は成っていたろうよ。過ったのは策ではない。俺の見立てだ。プリシラ、貴様であれど、俺の軍師の献策を愚弄するのは許さん。俺の裁可だ。責は俺にある』
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「おやおや、閣下にここまで言わせるとは! バッスーのカリスマは素晴らしいですね!」
「勘違いするな。俺はあくまで奴の策に勝機が十二分にあったと言ったまでだ」
「ふむ、その言い草……バッスーの言っていたツンデレというやつですね? 閣下がやるとそんなに可愛くないですね!」
「消し炭にしてやろうか貴様」
そんな風に、アベルとセシルスが軽口を打つのを横目に、フェリスは軽くため息を吐いて、
「──無血開城が叶うなら、それに越したことはないしネ……」
そのための手段として女装を使うスバルの考えに関しては、正直引いているところがないこともないが。
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『茶番もよいところじゃな。首尾よく、軍師の献策で都市を落とせてもこの有様。アラキアを追い払えた奇跡も二度は続かぬ。あの手法も、もう使えまい?』
『ああ、二度目はない』
『『シュドラクの民』を傘下に加えるまでは予想通り……しかし、無血開城を掲げる夢見がちな軍師の策を採用し、城塞都市に攻め入る愚考は如何ともし難い。これでは到底、妾も協力者に貴様を支持するよう進言はできぬぞ』
『つまり、飛竜の速達便が出せるような相手がプリシラの協力者?』
『言葉尻をさらうような卑しい真似をするでない。貴様の場合、賢しさよりも卑賤さの方が勝る。可愛げを磨け。化粧を直してくればまだ見れようが』
『今ここで化粧直してきたら頭おかしい奴じゃん……』
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「この状況で女装続行しとる時点で頭おかしいと思うんやけど?」
「それについては正論なのよ。そもそも、この娘がどうしてスバルの女装に嫌悪感どころか乗り気なのかがベティーには理解が難しいかしら」
「僕らの理解の範疇外にいる人でしょう、あの方は」
オットーがそう零せば、ベアトリスは「なのよ」と苦々しい顔で頷いた。
「全く、いつまで女装しているつもりかしら。早くいつもの姿にもどるべきなのよ」
「ベアトリスちゃんはいつものナツキさんが一番好きですもんね」
「そんなことは言ってないかしら! ……まあ、嫌いとも言ってないのよ」
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『なら、ラインハルトと並べられるぐらいだし、セシルスだっけ? その人を取りにいくのが定石……ってか、それで決まらねぇか?』
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「さすがバッスー! よく分かってますね! その通り、僕がいれば大抵の問題は解決します! 何故なら、僕は世界の花形役者であり、世界に轟くセシルス・セグムントだからです!」
「ええい、やかましいかしら! 騒ぐんじゃないのよ!」
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『……アレを確保すれば、戦力面の問題が一挙に解消されるのは事実だ』
『そのわりに、苦々しい顔なのはなんでなんだ?』
『九神将の確保が勝利条件なのは、奴らの武勲に多くの将兵が従うからだ。より多くの九神将を旗下に加えれば、それだけ多くの将兵が手勢に加わる。わかるな?』
『――? ああ、わかる。だから、一番強い奴を味方にすべきって話だろ。それとも、帝国最強って名前に偽りありとか?』
『いいや、彼奴めが帝国最強である点に疑いはない。ただ、問題がある』
『問題?』
『――彼奴には人望がない』
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「あらら、そういう話でしたか。なら仕方ないですね!」
弁明をする気もさしてないのか、セシルスはにこにこと笑っている。
「──あのズィクルさんを持ってしても、理解できない怪物という評価になるとは……レムには、あなたとあの人を近付かせたくないという気持ちが芽生えています」
「それは無駄ですよ、僕は常に世界のメインイベントに現れる……バッスーのトラブルメーカー加減を思えば、僕のいるところにバッスーが巻き込まれるのはもはや必然です」
「──はあ……」
レムが、心底嫌そうにため息を着いた。
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『むしろ、人望がないなら放置しておいていいまである……?』
『それも問題だ。アレは場合によっては、一人で戦局を変えかねん力量がある。仮に残りの九神将を全て押さえられても、奴一人にこの首が取られる可能性は十分ある』
『扱いづれぇ奴だなぁ! めちゃめちゃ邪魔じゃねぇか!』
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「酷いですよバッスー邪魔だなんて!」
セシルスが喧しく文句を言う。
それを横目にしながら、ガーフィールが、
「めんッどくせェ状況だぜ……」
「ええ、全くね。どこの国も面倒事が尽きないようで安心したわ」
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『言っておくがな、凡愚。『剣聖』であれば、国家同士の約定が理由で国境を越えることができん。くだらぬ期待は抱かぬ方が賢明よ』
『人の心を読むな。本気でやろうとは思ってねぇよ。……困ったときだけ当てにするなんて、ダチにしていい態度じゃねぇし』
『それで? アベルの軍師扱いされている凡愚、疑問は尽きたか?』
『尽きてはいねぇし、軍師でもねぇけど、最初の部分は……と』
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「──スバル」
ラインハルトが、スバルの言葉に目を見開いた。
そして、
「──そうだね。困った時だけ、頼るなんて……良くないかもしれない」
その表情に、一瞬の陰りがあったことを、気付く者はいなかった。
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『――レム、今いいか?』
『……あなたですか。いつになったら着替えるんです』
『着替えよりレムの方が優先だ。この話が終わったらすぐにでも着替えるよ』
『そうですか。では、話は終わりです。着替えてきてください』
『そんな大雑把な!』
『静かにしてください、眠っているルイちゃんが起きてしまいます。気遣ってください。それとも、そのぐらいの気遣いもこの子にはかけたくありませんか?』
『嫌な言い方するなよ。俺が悪かった』
『その姿で険しい顔をされると、調子が狂いますね』
『あ、ああ、悪い。化粧もぐちゃぐちゃだし、見苦しいよな』
『見苦しいのはお化粧がちゃんとしていたときからそうです』
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「あらあら、お姉さんったらあ、辛辣なのねえ」
「──この時の私の言葉には、レムの意思は介在していなかったと、言い訳をさせてもらいます」
「別に、わたしは気にしてないわよお? 当事者であるお兄さんが責めないんだもの、それでいいんじゃなあい?」
的確に、嫌なところを突かれた。
「──そうですね」
そう、会話を切り上げて、レムは前を向いた。
「──スバルくん……」
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『レム、よくやってくれた。お前のおかげでみんな助かったよ』
『……力不足も痛感しました。本音を言えば、不甲斐ないです』
『……記憶があっても、どうにもならなかったと思う。治癒魔法だって万能じゃない。その中で、レムは最善を尽くしたはずだ』
『俺の方が力不足だった』
『え……』
『考えが足らなかった。もっと、色々と真剣に吟味すべきだったんだ。全部、俺のせいだ』
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「──どうして、そういう話になるの……?」
菜穂子が、細く、声を漏らした。
「昴は自分にできることをしたでしょう……? ミゼルダさんのことは……確かに、すごく、しんどいけれど……それが、昴のせいになるなんておかしいわ」
菜穂子がそう呟くのを聞いて、エミリアは、真っ直ぐに前を見据えた。
その瞳には、この時、スバルの近くで背を支えてあげられなかったことへの後悔と、もう、同じ轍は踏まないという決意。
「──スバル、そんなに自分を責めないで」
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『……どうして? どうして、これがあなたのせいになるんですか。ミゼルダさんの足も、ルイちゃんやウタカタちゃんのケガも、ミディアムさんやフロップさんの傷も、何もかもあなたのせい?』
『それは、そうだ。俺がもっと、入念に準備してたらこうはならなかった』
『あなたは策を考えて、無謀に見える計画でちゃんと成果を出しました。二将の方をしっかりと押さえて、誰も戦わせずに都市に入れることができた。計画通りに』
『でも、そのあとが……』
『――そのあとのことなんて! そのあとのことなんて、誰にも見通せませんでした。あの半裸の女性が現れるのも、それが大暴れするのも全部、予想のできないことでした。それなのに。それなのに、どうしてあなたがその全部の責任を負うんですか』
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「──スバルくん」
あの時は見えていなかった、目の前の彼の顔。
あの時はレムもいっぱいいっぱいで、スバルのことを気遣っているつもりで、スバルのことを傷つけていることに、気づけなかった。
「──レムは、そういうつもりで言ったんじゃないんです。ただ、私は……」
──あなたに、全てを背負って欲しくない。荷物を半分分けて欲しいと、言いたかっただけなのに。
「──レム」
エミリアの声が、レムの耳に届いた。
「──レムは、悪くないわ」
「──エミリア、様」
きっと、彼女にはわかっている。
レムがこの後言う言葉を。
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『……どうして、あなたは私を庇ったんですか』
『え……?』
『あの半裸の女性に襲われたときです。柱を倒して、それも通じなくて……あの女性が向かってきたとき、あなたは私の前に立ちました。無血開城を献策した結果も、あの場で私を庇ったことも、ミゼルダさんが足を失ったことさえ、あなたは全部、自分で抱え込もうとして……その全部ができるほど、あなたは強い人間じゃない。……最初こそ、そのおぞましい臭いで警戒していましたが』
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「──ナツキさん」
嗚呼、駄目だ、と思った。
スバルを英雄として見られることは嫌だ。
ただ、レムの言葉が、今日までのスバルを支えていた。
そこを、オットーは否定したくなんてなかった。
だから、
「──嗚呼……」
画面の中、青髪の彼女が紡ごうとする言葉に、強烈な拒否反応を、隠すことができなかった。
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『私も、ルイちゃんも、アベルさんやミゼルダさんたち、ミディアムさんやフロップさんもみんな、意思のある人間で、あなたが守り抜こうと息巻く必要なんてありません』
『ぁ……』
『そんな何もかも、一人でやり切ろうなんてしないでください。私たちの行いの責任を、あなたが取る必要なんて……あなたは特別な人間じゃ――』
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「──っ、やめて!」
レムが、反射的に叫んでいた。
この時のレムの気持ちは正しく伝わっていない。
なら、その言葉に意味はない。
ただの、独りよがりだ。
「私は、あなたに──」
──そんな顔を、させるつもりなんてなかった。
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『――あなたは、英雄じゃないんですから』
マジで大好きです…😭続き待ってます!