🐧「ヒョンジナとイエナ……。リノヒョンの希望してたやつはないなぁ……」
念のためにと階を変え、いくつか自販機を探してみたけれど見つからなかった。
そろそろ3RACHAも来るだろうかと諦めて帰ろうとすると、後ろから声をかけられる。
?『あなたの下の名前?あなたの下の名前やんな?』
振り返った先には、いつも仲よくしているTWICEのオンニたちがいた。
🐧「サナヌナ、モモヌナ!お疲れ様です」
sana「髪色変わっとるから、人違いやったらどうしようか思ったで。それにしても綺麗やなぁ」
momo「あなたの下の名前もお疲れー!瞳の色も変えたん?実はヨジャでしたって言われても納得できる美人さやわ」
🐧「流石に褒めすぎですよ。でもヌナたちにそう言っていただけて、めちゃめちゃ嬉しいです」
momo「いやー、その姿見たあなたの下の名前ペン、えらいことになりそうやけど」
sana「……だって、いよいよやんな?」
🐧「はい、そうなんですよ」
TWICEヌナたちの中でも日本人メンバーとはさらに交流が深く、一度話し始めたらなかなか話題が尽きることはない。
自分の感覚ではそこまで長く話しているつもりはなかったのに、気付いたときには10分以上経過していたらしい。
奥から3RACHAがやって来るのが見え、慌てて我に帰る。
🐧「あぁやばい、3RACHAだ。……ヌナたち、長く話してしまってすみません」
momo「あ、ごめんな、少し話しすぎた?あなたの下の名前と会うの久しぶりで話が弾んでしまって……」
sana「あなたの下の名前は3RACHAに預けよ。……チャニー!」
ヌナの声に気付いた3RACHAが急いでやって来て挨拶し、次いで此方に視線を移す。
刹那、驚いたような3人の顔を目に焼き付け、「やった、成功だ」と心の中で叫んだ。
🐖🐇「な……それただのシルバーじゃないだろ!こんな……こんなにもかっこいいなんて……」
🐿「ヒョン?……うわー、思った以上に最高の仕上がりじゃん。瞳の色まで変えてるし……」
🐺「ティニ、それ僕たちが初めて会ったときと同じだよね?凄く似合ってる。綺麗だよ」
sana「流石やろ、ウリあなたの下の名前は」
🐧「……やっぱり今回この色にしてよかった」
🐿「絶対STAY喜ぶよ!」
🐖🐇「……あ、そういやあなたの下の名前が帰ってこないんだけど、見つけたら連絡してってリノヒョンに言われてたんだった」
🐧「え、心配かけちゃってた?行き先は伝えてたんだけど……」
🐺「あなたの下の名前はJYP familyに会ったらいつも帰ってこないもんね」
🐧「ヌナたちと久しぶりに話せたのが嬉しくて……」
momo「今から全体練習やろ?頑張ってな~」
sana「ふぁいてぃん~!」
🐧「ヌナ、ありがとうございました」
ヌナたちに再び挨拶し、別々の方向へ向かう。
上の階にある練習室までそう遠くはないが、抱えていたペットボトルをさらりと受け取ってくれたチャニは、本当にしっかり見てくれている頼れる「オッパ」だと思う。
……なんて、こんな状況で本人には伝えられるはずもないのだが。
🐿「お待たせ〜」
🐶「やっと帰ってきた」
🐰「遅い、もう準備運動始めてるんだけど」
🐺「ミアネ、リノヤ。ちょっと作業室でトラブルが起きて……」
🐧「すみませんヒョン。急いで準備するから」
👑「ヒョン、飲み物ありがとう」
🦊「あ、お金……」
🐥「え、ペットボトルの本数多くない?」
🐧「リノヒョンの見つけられなかったから、代わりに皆の分も合わせてなにか買ってこようと思っただけだよ。だからお代はいらない」
🐖🐇「あ、これあとで買いに行こうと思ってたやつ」
🐰「ありがとう。……でも練習で優遇はしないよ。3RACHAと一緒に遅れてきた分巻きで準備して」
相変わらずのリノヒョンの対応に、ほんの少し苦笑してみる。
しかし、それがまた自分たちのグループらしくて嬉しかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。