「網走監獄和牛」で更生を目指す北海道・網走刑務所の受刑者たち 拘禁刑導入から1年 牛の命と向き合う姿に密着【news23】
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■「網走監獄和牛」で更生 拘禁刑導入から1年 北海道・網走市にある「二見ヶ岡農場」。牛の世話をしているのは、畜産農家ではありません。罪を犯した受刑者たちです。 【写真で見る】牛の命と向き合う受刑者の姿 「大事にしないと」考えに変化も 子牛を慣れない手つきで固定するのは40代の鈴木受刑者(仮名)。 鈴木受刑者(仮名) 「大麻の栽培で捕まりました」 ──今回は? 「同じです」 大麻取締法違反の罪に2度問われ、今回が2度目の刑務所です。 鈴木受刑者(仮名) 「自分まだ3日目なんですよね。どれくらいか分かってなかった。いきなりやった。足腰もきますし糞尿もある。臭いもありますし、全然何が何か分からない」 畜産はもちろん初めて。戸惑うことばかりです。 先輩受刑者 「手が空いていてやることがなかったら、やっちゃっていいから」 鈴木受刑者(仮名) 「はい」 先輩の受刑者に教わりながら、作業を学んでいきます。 受刑者たちが育てた牛は、ブランド牛「網走監獄和牛」として地元の焼肉店などで提供。A5ランクの評価も相次いでいます。 ■「息子を大事にしなきゃ」牛の赤ちゃんと息子を重ね合わせる受刑者 2025年6月から国は、以前よりも受刑者の社会復帰を重視した「拘禁刑」を導入。網走刑務所が運営するこの農場では、14人の受刑者が寮で生活をし、牛の世話や農作業を通じて、命の大切さや、社会性を学んでいます。 この日は、膀胱炎にかかった牛に、薬の投与をするためのサポートを任されました。 刑務官 「足踏まれんなよ」 何度か試みますが、うまく縄をかけられません。見かねた先輩受刑者が縄をかけます。 鈴木受刑者(仮名) 「全く分からない。これは分からないです」 先輩受刑者の作業をじっと見つめ、覚えようと必死です。 刑務官 「はい、いいよ。離れていいよ」 無事、牛への薬の投与が終わりました。動物を相手に苦戦する鈴木受刑者ですが、こちらの牛が気になっていました。妊娠中の牛です。 鈴木受刑者(仮名) 「(出産の)経験がまだないから、どんなもんなんだろうっていう好奇心と、死んじゃったりするときとかもあるらしい。それに対するドキドキですね」