ソフトバンク 今季初スタメンの広瀬隆太がV撃&猛打賞「相性いいです」2年前にプロ初安打の名古屋で躍動
◇交流戦 ソフトバンク8─5中日(2026年6月3日 バンテリンドーム) ソフトバンクは今季初スタメン起用の3年目・広瀬隆太内野手(25)が、延長11回1死満塁で決勝の2点適時二塁打を放つなど猛打賞の活躍で今季初の6連勝。30勝に到達した。1番に定着した正木智也外野手(26)は5回に一時逆転の2点適時打を放つなど、慶大コンビがチームをけん引。貯金は今季最多7となり、史上最多10度目の交流戦Vへ勢いは止まらない。 【写真あり】ソフトバンク・川瀬晃が頸部、背部痛で登録抹消 広瀬隆太が昇格 先輩たちが整えてくれた舞台。5―5の延長11回1死満塁。広瀬隆は勝野の初球145キロカットボールを迷わず振った。打球は前進守備の中堅手の頭上を越える決勝2点適時二塁打だ。二塁ベース上で自らに拍手し、ベンチへ2度も笑顔でガッツポーズを送った。今季53試合目で初の延長戦。4時間39分の激闘に終始符を打ったのは今季初スタメンの若鷹だった。 「2安打していたので、とにかく自分が決める気持ちで行きました。思い切っていけたのでよかったです」 縁起の良い舞台だった。バンテリンドームは24年6月4日にプロ初安打を放った場所だ。翌5日には初のマルチ安打でヒーローインタビューも受けた。「名古屋、相性いいです」と太い眉の慶応ボーイはにやり笑った。 5月26日に出場選手登録され、「7番・一塁」で今季初のスタメンだった。2回2死の1打席目はチーム初安打となる二塁への内野安打。延長10回無死では中前打でチャンスメークもするなど、25年4月12日のロッテ戦以来4度目の猛打賞と期待に応える。そして最後の最後に決めた。 昨季の30試合出場で打率・224、1本塁打、7打点は、入団1年目に劣った。慶大の先輩・柳町は初タイトルを受賞するなどブレーク。「いつも刺激をもらっていた」と背中を追いかけてきた。昨年秋は約1カ月間、プエルトリコでのウインターリーグでもまれた。今季は3年目で初の開幕1軍だったが、4月上旬には2軍へ。腐ることなく、少しずつ実績を積んできた。 「ずっと状態がよかった。2軍でも。きっちりチャンスをものにしましたね」と小久保監督。常に若鷹の状態に目をやり“旬”を逃さなかった采配も光った逆転勝利だった。 6回に一時逆転の2点適時打を放った正木も慶大の先輩だ。柳町は2軍調整中だが、トリオの復活もそう遠くないはずだ。チームは今季初の6連勝で貯金は最多7。「凄くベンチも明るく、やりやすくやらせてもらっています」と広瀬隆。新たなヒーローの出現が、チームを10度目の交流戦王者へ近づける。