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【FF14ネガ】ウクラマトがウケなかった一因は、〇〇な〇〇〇〇

※ネガティブ注意!

最初に覚えた違和感

 最初に違和感を覚えたのは、トライヨラ(都市)をウクラマトと見て回ってた時だったと思う。

 都市の片隅に配置されてた巨大な銅鑼。彼女は子供の頃にそれを斧でぶっ叩いてグルージャジャの説教を喰らったのだという。
 ……自分だけかもしれないけど、これってちょっとおかしくないか???と思ってしまった。

 子供が他人の所有物を壊しかねない行為を働いた時、庶民であれば親、つまり子供にとって頭の上がらない人間がコラッ!ってカミナリを落とす。子育てにおいてはありふれた光景だろう。

 だが彼女らは王族である。たかだか銅鑼程度で公務をほっぽり出して連王が叱りに出向くのだろうか。
 何が言いたいと言うと、彼女にカミナリを落とせる誰か=彼女にとって頭の上がらない人間はグルージャジャの他にいなかったのか?彼女を教育していたのは誰だったのか?もっと言えばウクラマトの人間関係が家族以外薄すぎないか?

トライヨラ王家の人間関係

 グルージャジャがいくら有能と言えども身体は一つだ。ウクラマトの世話を誰かに依頼していた事はナミーカ(乳母)を見れば明白だろう。
 乳幼児の間は乳母の世話が要るし、就学年齢以降は学問等を教え込むための教師が要る。現実の貴族もガバナーやチューターと呼ばれる家庭教師を雇い、学問や社交術等を自身の子どもに身につけさせていたという。

 そのような教師の薫陶を受けずに王族たるウクラマトが16歳+αまで成長した?ありえない。もしグルージャジャが教育に無関心なら、コーナをシャーレアンへ留学させている訳がない。なのにウクラマトの教育を担う者は、登場はおろか存在すら示唆されない。誰が王位を継承するかも分からないからウクラマトのみ教育していないはずがないだろう。実際、単身でオールドシャーレアンへ行けるくらいの一般常識をウクラマトは持ち合わせていた。教育係の存在無しに独学で勉強したとは考えづらい。

 最初の話に戻るが、ウクラマトの行動を叱ったり止めたりするなら連王ではなく、教育係かお付きの人間の仕事だと思う。
 王宮から王がわざわざ移動して彼女を𠮟りつけるよりは、傍にいる教育係(仮)に
「ウクラマト様、おやめなさい!銅鑼が壊れてしまいますぞ!」
って諫めさせる方がよっぽどあり得そうじゃないか?トライヨラ連王国は、王家に仕える家臣の存在が非常に希薄なのだ。

 思い出してみて欲しい。本編にてグルージャジャ、ゾラージャ、コーナ、ウクラマトが自分たちの家臣を名前で呼んでいただろうか?王族が親しげに接する家臣はいただろうか?
 
筆者も記憶に自信は無いが、たとえ名前を呼んでいたとしてもゾラージャがサレージャの事を呼ぶ時、親しげに接していた家臣なんてウクラマトがナミーカに接する時くらいだろう。その他はほぼモブ扱いであり、ドラクエ等でおなじみ「大臣」ポジションの人間も不在だ。
 それなりに長い時間付き合いがあり、ウクラマトたち王族の人となりを知っている家臣たちがほとんどが出番も無いモブばかり。この人間関係の希薄さがウクラマト他キャラの描写にどういう影響を及ぼすか。簡潔に言うと他者視点の不在による過剰な自分語り。

自分で語りすぎ

「孤独だった辛さを知っているから、家族のラマチの事になると冷静でいられない」
とウクラマトが誘拐された件でコーナは言った。だがシナリオにおいてはこのような「自分は〇〇な人間なんだ」というセリフは非常に説得力が薄い。なぜなら自分で説明しているから。主観で言っているから。客観的な視点による説明ではないからだ。

 例え話だが筆者が殺人事件の容疑者として疑われたとしよう。その時、闇雲に
「自分は無実です!」
と言ったところで貴方は、そうかほな君は無実かあ、なんて思うだろうか?まず無いだろう。
 疑いを晴らすには記録や自分以外の人間の証言、つまり客観的な根拠が必要なはずだ。それを示して初めて「自分が殺人者でない」と説得力のある説明ができる。
 
自分から「僕は〇〇なんだ」というよりも誰かに「コーナ様は〇〇なんですよ」と言われた方がよほどもっともらしく聞こえる。
 しかもラマチの事で取り乱す、という言葉はコーナのみから出てきた主観的セリフであり、お付きのサンクレッドやウリエンジェもそれを裏付けるセリフは言っていない(間違ってたらごめん)。その事実がただでさえ薄い説得力を更に弱めている。
 だったらコーナ以外の人間に説明させるか?誰に説明させればいいんだろうか?彼の人間関係は家族以外ほぼ描写されなかった。サンクレッドやウリエンジェ?悪くないが知り合って間もないから次善の選択だろう。いまいち説得力に欠ける。この通り、彼をよく知る人間がほぼいない(出番が無い)なら必然的に彼が自分で語るしかない。

 メインクエストのシナリオにおいて家臣とは、王族の人となりを違和感なく説明できる人員であり、貴重な王族以外の視点だったのだ。

 ウクラマトは王の試練を受けるまで王都からほぼ出ない生活を送っていた。ならば家臣たちと接する機会は猶更多く、兄二人よりも濃い人間関係が家臣や民との間にあったはずだ(妄想)。
 先述した教育係の他にも彼女専属の召使がいて、幼い頃はその人を話し相手にしてたのかもしれないし(妄想)、暇を持て余してゾラージャに会いにトラル勇連隊の詰め所に行き(妄想)、ついでに隊員に遊んでもらったり訓練の合間に稽古をつけてもらったりしていたのかもしれない(妄想)。
 このように王族と(比較的)近い距離感の人間との関係性をほとんど設定しなかった、出番を作らなかった、希薄な人間関係しか設定させなかったがゆえに、王子および王女の描写が変になってしまった。これが黄金のレガシーのキャラがいまいちウケなかった原因では?と思う。

 例えばゾラージャ。内心を吐露する描写が殆ど無く消化不良で終わった(過去形)武王。彼にも付き合いの長い、気心の知れた人間はいたはずだ(妄想)。彼の副官、トラル勇連隊の副隊長とか(いるかどうか知らんけど)。そのような他者視点の存在の出番を作り、「隊長(ゾラージャ様)はいつも〇〇という考え方だった」みたいな説明が、説得力ある描写がされていれば、「戦いの愚かさを知らしめる」と言う言葉の真意がプレイヤーにも掴めたかもしれない。彼の魅力ももっと盛れていたかもしれないのだ。非常にもったいない。
 コーナも先に説明した通り。幼少期を知る人間の出番が無いために説得力の無い自分語りをする羽目になってしまった。マジで本当にもったいない……。
 兄二人の描写を見てるとウクラマトが一番マシかも。手の震えをグラ・ハに気づいてもらったり、虚勢をヒカセン一行になんとなく察してもらったりしてた=相対的に自分語りが少なかったから。でも朋友の灯火での語りは、ほぼほぼ兄と同じ間違いを犯していたと思う。

そりゃ「マスト」になるわ

 話があっちこっちに行ってしまい申しわけない。……で、どう思う?説得力の無い描写のせいで魅力を盛る事に失敗し、そんなキャラが主人公を差し置いて主役を務める。そりゃ拒否る連中も出ると思わないか?ぶっちゃけ筆者自身も的を射ているか微妙な手ごたえだけど、黄金のレガシーのキャラ描写に感じる冗長さやつまんなさの原因についてどうしても言語化したかったんだ。

結論:ウクラマトがウケなかった一因は、希薄な人間関係。

 他にもウケなかった要因はまだあると思うし、そのうち別の記事で語りたい。「『ギャップ』不足」とか是非とも語っておきたいよね……。

以上。


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