ドタドタと足音の後
保健室のドアが開く。
後から入ってくるスンミナも慌てているが
リノの慌てように自分が落ち着かなければと感じたようだ。
リノはカーテンが閉まってるベットをひらき
スンミナは保健師さんと話している。
よかった 顔色は良さそう。
儚く喋ってるのはやっぱり心配だわ。
ほんと何やってんのよ。
でもヨンボガは悪くないわ。
よく見てない周りが悪い。
ああ、腹が立つわね。
うちの可愛いヨンボガを
何してくれてんのよ。
さすがだ。
そして怒ってる。
怖。
気づかなかった。
連絡したのも俺なのに?
それはなくない?おばさん!!
歩けそう?ヨンボガ。ベットに近づいて確認する。
強くは打ってなさそうだって状況から説明受けたよ。
腰から崩れ落ちたって。
でも念の為 精密検査しよう。
車で来たから。
って 何それ
目線を促すと
ヨンボガの胸元に
チャニの手が。
抑えてるのはヨンボガだから
チャニが無理やり触ってるわけではないのはわかる。
けど。
慌てて離す。
わけもなく顔が火照り始める二人。
誤魔化すようにヨンボガは起きあがろうとするので
リノおばさんは慌ててヨンボガを支え起き上がらせた。
俺も手伝おうとすると
肩をスンミナおじさんに捕まれる。
おじさんが後ろで笑ってるけど威圧的に
訴えてきた。
近づくな って
逆らえない。というかなんで
俺なんもしてないんですけど?
ヨンボガたちが出て行った後
俺も担任に心配され
もう今日は早退していいとお墨付きをもらう。
あ、そうか俺も体調不良(仮)だった
素行も良好なので全体的に信頼されて
単位も安全だから早退となった。
自分の荷物を取ってクラスメイトに
冷やかされながら校舎をでる。
すぐ近くの
ヨンボガの校舎に向かう。
中等部は目の前。
まだ昼休みか。
ちょうどいい。
懐かしいなこの校舎。
中を進み
確かヨンボガのクラスってここだっけか?
のぞいて中の女子に声をかける。
女子『!!
『わ!ちょ
『ヨンボガの!
『きゃぁぁぁあ
『か かっこいい!!
一斉に声が上がる
な なんだ?
黄色い声に圧倒され
瞬く間に人だかりに揉まれて
圧倒される。
騒ぎに駆けつけた先生に捕まったのは
”優良”の内申に響くかもな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!