チャンビナに誘導されて
4人で部屋につく。
布団があるからしかないとね。
ヨンボガが布団を敷きながら布団に戯れてくる。
お布団いらない!
僕 熱い。
いつのも自分の部屋じゃないんだから
掛け布団かけろ!風邪引くぞ!
ゴタゴタの中、子どもたちは布団に入る。
チャンビナは座り
私はヨンボガをトントンする。
オンニの歌聴きたい。
今日はこんなのばっかね。
でもいいわよ。
私はテンポと音程を緩やかにして
子守唄を歌う。
緩やかに
雨音と混ざるように歌う。
部屋は時折ゆらめく室内の関節照明のあかりのみ
穏やかな空間に
可愛い天使たちは寄り添い
寝息を立てている。
ヌナ すごい
歌上手いです。
声が綺麗で心地いいです。
俺も寝落ちそうになりました。
すでに心は落ちてるんですけど。
パボって静かに俺のことをあしらうのは
もう慣れっこですね。
じゃなくて
静かに俺は部屋をでて行こうとする
ヌナの手を取る。
びっくりして声が出る。
チャンビナはシーっと人差し指を立て自分の口に当ててる。
しまった。そうだ。寝た子が起きちゃう。
大きな声が出せない。
私は静かに
伝えても彼は顔を横に振る。
掴まれた手を引かれ
力が強い。
流石に抵抗できない力で連れてかれる。
布団から離れた窓辺へと誘われる。
間接照明の灯も届いて
お互いの顔も見える。
あとは雨音が響く。
もう声出しても大丈夫。
やっとちゃんと話ができそう。
ため息を共に言葉を吐く。
相変わらずこの男は…
そんなにフローティングしても
ふざけてるとしか受け止められないわよ?
強くヌナを見つめる。
真剣な瞳。
強く私を見つめてる。
さっきと違う真剣な顔。
思わず気迫に押される。
片手は繋がれたままだ。
ヌナのこと少しわかりました
照れ屋で
素直じゃなくて
優しい。
ちゃんとやりたいことの強さを持ってる。
今度は
俺のことも知ってください。
繋いだ手を引き寄せて
さっきよりも彼女を近づけさせる。
雨の湿気と自分の熱で曇り始めたメガネを外し
もう一度ヌナを見つめる。
視点が合わないけど
ちょうどいい。
しっかり見えてしまうと
ヌナの魅力で
砕けてしまいそうだから。
急に何?
メガネを外して
私を見つめる三白眼の瞳は
雄々しく私を射止める。
そんな急に
捕える瞳をして
何を話すの?
さっきのふざけた雰囲気と違って
真剣な表情。
引き寄せられて
同じぐらいの身長で目線が重なり合う。
一瞬ドクンと自分の胸が跳ねるに気づく。
なんで?
なんでこんなやつに?
トキメキなのか
動揺なのかわからないけど
繋がれた手は
離せそうにない。
Happy birthday Changbin!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!