ニューヨーク・タイムズが特集した今井達也の『左かかと』…復調の「大きなポイント」と分析「ささいなことかもしれないが」
アストロズの今井達也投手(28)は31日(日本時間1日)、地元シカゴのブルワーズ戦に先発登板。メジャー7試合目のマウンドは5奪三振など6回を3安打2失点に抑え、メジャーで初めてクオリティースタート(6イニング以上を自責3以下)を達成した。援護なく3敗目を喫するも、3試合連続で復調気配を感じさせるマウンドとなった。 【実際の写真】大谷翔平ポーズ中に…相手遊撃手からイチャつかれる 米紙ニューヨーク・タイムズは「アストロズの今井達也は左かかとで転機を迎えられるか」のタイトルで特集した。 「不安定な船出(デビューから4試合で防御率9・24)によって今井への期待値は下がってしまったが、立て直しを図るアストロズにとって彼の重要度は大きいままだ。そのために信頼できる投手、つまり球と自分に自信を持つ投手に変貌しなければならないが、その自己確信の兆しが見え始めている。一見するとささいなことかもしれないが、安定感を模索する彼にとっては大きなポイントがあった」 その「大きなポイント」とは、踏み出したときの左足だという。今井は「自分とすれば、左かかとに体重を乗せなければならない。以前はそこに苦労していた。だけどきょうの登板は、ほとんどの場合でそれができ、しっくりきたことでストライクゾーンを攻められた」と明かした。「リリース直前の段階でこれまでより自信を持って落ち着いていられるから、しっかり意図してストライクゾーンに投げられるという自信がある」 エスパーダ監督も「自信がついてきているね。『オーケー。こっちに流れが来ているぞ』と分かっているときは、雰囲気からして違う。開幕当初といまの状況を考えれば、それは彼にとって非常に重要なことだ」と前向きに語った。 同紙は、データも復調気配を示しているとした。110球は、今季メジャー投手全体で3番目の最多投球数で、「球数が多くなるほど調子を上げ、これまでになかった効果を上げ、耐久力を見せつけた」。 「5、6回は、やはりレギュラーシーズンに入ってから見られなかった球速アップも披露。それまでの6試合で96・3マイル(約155キロ)以上は計28球しかなかったが、この日は最後に投げた直球12球は全てそれ以上の球速をマーク。しかも、106球目でメジャー自己最速タイの97・6マイル(約157キロ)をたたき出した」。 「さらに、この日の打球は平均初速がたったの88・9マイル(約143キロ)。ブルワーズによる16本の打球のうち、初速95マイル(約153キロ)以上の『ハードヒット』は6本のみ。それまでのハードヒット率が50・8%だった投手にとって、これは進歩だ」 同紙は「この日はブルワーズの絶対エース、ミジオロウスキーに打線が沈黙し、0―2で完封負けを喫した。しかし、それによって大きな意味を持つ進化が輝きを失うことはない。今井はついに転機を迎えたようだ」と論じた。
中日スポーツ