玄関の扉に手をかけると閉まってる。
おかしいな。
合鍵でロックを外し入ると静かだった。
旅行中なの?ウォーターパーク?
ああ、でも今日の夕方帰ってくるみたいよ。
勝手すぎる。
集まるっていったの母さんなのに。
イエナもいることだし。
慣れてもらわないと って
あれ?イエナは?
なんなのあいつ?
初対面に何いってるんだか。
呆れて怒りが。
初めまして?
よろしくねヒョンジナオンニ
というかなんで怒ってるのイエナ
大きくなったね。
前はもっと子どもっぽかったのに。
イエナを見てると
玄関からガタガタと騒音。
お前はどこきてもうるさいな。
オンマきれる前って
凄みが出て綺麗なんだよな。
怒られてるのにとろける。
なんで俺オンマに似なかったんだろ。
オンニ髪長くてサラサラ
キラキラ
きれいなのなんで?
スンミナに抱かれたままの
ヨンボガが
イエナの髪の毛に手を伸ばす。
気づいたイエナは
少し落ち着きを戻して
ヨンボガを撫でる。
むしろあなたの方が可愛いわよ。
お目目が大きくてキラキラして
唇もプルプルで
私のことを憧れの目で見てる。
ちょっと恥ずかしいわ。
誤魔化すように
髪を指で撫でる。
僕 おもちゃで遊びたい!
チャニ 体は大きく体力もついたけど
中身はまだ幼いな。
オッパはスプーン持つのも
辛いぐらい筋力落ちたよ。
俺の隣に!
あっちいって!しつこいし。
私あんたのこと知らないし!
つれないなぁ
意外とお似合いだと思うのよのね
血は繋がってないからいいと思うわ。
リノのところなら家柄も問題ないしね。
お母様たちと相談しましょ。
本人の知らないところで
話は進んでいく。
いやいやチャンビナの隣に
イエナは座らされて、
納得いかない表情だけど
周りは幼いチャニとヨンボガが寄り添ってるから
落ち着いてる。
すっかりヨンボガはイエナに懐いてる。
チャニはチラチラとヨンボガが気になってる様子だ。
君だあれ?
数かぞえらるの すごい?
輝く笑顔でチャニを見つめる。
うわかわいい。
仲良くしてね?
なんのおもちゃ?
あたちもやりたい!
チャニのことを覗き込んで近づく。
やめろ 近くくんな!
恥ずかしくて
ちょっと意地悪なこと言っちゃった。
顔が崩れ 泣き顔になる。
大きな瞳は潤み 大粒の涙が溢れる
なんだよ!泣くなってば!
もーオンマああ!
喧嘩しないの!
もうみんな気が強いんだから
ほんとに
誰に
似たのかしらね?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!