さーてとっ!
この部屋に最後のお見合い相手がいるのね‥
考えてみると長かったわね‥私のお見合い期間。
そう考えると考え深‥
まっスンミナにしか興味ないからどうでもいいわ。
バシンッ!!
と音を立てて登場する
ババァァァンッ!!!
と音を立てて退場する
今なんかいたわね。
そうよ いるわけないでしょ
うん
早く開けなさいよ私 いるわけないわよ
うん
スーッハーッ
深呼吸して戸に手をかける
‥いくか。
‥‥‥いやーやっぱ勇気がでな
ちょっ!満面の笑みでこっち見ないで!かわいいわねッ!
てか近近近ッ!!
胸がっ!!スンミナの胸が目の前に
スンミナに手を引かれ連れて行かれる
急展開すぎる。
てかスンミナに手握られてる‥?
昨日のキツネ顔の美人さん!
だめだ。衝撃の事実にぼんやりしていた。
ここは‥えっと‥
また手を引かれる
もう顔が真っ赤な自信しかない。
やべ。スンミナに見惚れてて頭回らん。
黄色い炭酸しか思いつかん
さすがに黄色い炭酸は‥
‥食いますってなによッ!食べますでしょッ!
もうプリンとか答えればよかったわっ!
わたし!!プリンのタイミング遅いわよ!!
‥は?
ドキドキで私を殺す気?
ていうか
あれ‥こ、声に出しちゃった‥?
やばいやばい。汗が止まらない
えぇっと‥えっと‥早く訂正しなきゃ
満面の笑みの笑みで見つめてくる。
‥ほんと
すべての返答にキラキラついて犬みたいね。
そうだった‥
今日のお見合いは短いんだ。
長くしてもらおうかな
ん‥?今度?
そして手を繋いで部屋に戻る。
‥まだ全然慣れないけどいつか慣れるまで仲良くなりたい。
左上のスンミナの顔を見る
これにも全然慣れない
もう私にスンミナ以外の選択肢はない
続く
スンミナとのカトク画面を見続ける私
それを見続けるおばさん
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!