松浦亜弥(39)はなぜ「平成最強アイドル」なのか? 久々のCM出演で甦った奇跡の歌声とプロ意識
6月2日に公開された春日井製菓「キシリクリスタル」の新ウェブCMに歌手の松浦亜弥が出演したことが話題になっている。 【写真を見る】久々にCMに出演、美貌ぶりは健在 今回のCMは「キシリクリスタル」25周年を記念したもので、同じくデビュー25周年を迎えた彼女が起用された。かつてアイドルとして一時代を築いていた松浦が、久々にメディアに登場して爽やかな歌声を披露した。その声も見た目の華やかさも当時と変わらないことに驚く人が多かった。 今回のCM出演が注目されたのは、単に懐かしいという印象を与えたからだけではない。「平成最強アイドル」との呼び声も高い松浦亜弥という人物の魅力を、人々が改めて実感する契機となったからだ。
■ソロアイドルとして活動 彼女は2001年に歌手デビューを果たした。当時は「LOVEマシーン」「ハッピーサマーウェディング」などのヒット曲を連発するモーニング娘。が絶大な人気を博していたのだが、松浦は同じ「ハロー! プロジェクト」の出身でありながら、ソロアイドルとして活動を始めた。 グループアイドルがアイドル界の主流になりつつある中で、彼女はソロ歌手として歌い、踊り、ドラマやバラエティにも出演する古典的なアイドル像を体現する珍しい存在だった。
松浦亜弥が「平成最強アイドル」と呼ばれる理由は、その完成度の高さにある。彼女は単に見た目が良く、歌が上手く、愛嬌があるだけではなく、その有り余る才能を生かして「理想的なアイドル」をまっとうすることができた。 彼女はステージに立った瞬間、自分がどう見られているのか、何を求められているのかを完全に理解していた。観客が期待するものを本人が誰よりも正確に把握し、それを過不足なく演じきることができた。機械のような精密さでアイドルの道を貫いた。
特筆すべきは、アイドルとしての自己演出能力の高さである。松浦のパフォーマンスには余分な照れがなかった。アイドルが「かわいく振る舞う」ことには、しばしば自意識のぎこちなさが伴う。やりすぎると媚びているように見えてしまうし、照れが入ると素が見えて理想からは離れてしまう。 しかし、松浦はどちらにも逃げることはなかった。いつでも真正面からかわいく、明るく、堂々としたたたずまいを見せていた。これは簡単なようで実に難しいことだった。