clusterラジオ体操部5周年から共有できること
clusterで毎週土日祝の朝9時から開かれるclusterラジオ体操部にて司会のシスターをさせていただいているかしちゃんと申します。
この記事は2025.11.30のラジオ体操部のお祈りの時間に5周年の節目としてお話しさせていただいた内容です。
加筆の上で記事化し、Cluster Advent Calendar 2025に参加させていただきました。
毎年の節目にお話ししているので去年の4周年の内容を少しアップデートした程度の内容なのですが、
もし何かのご参考となったりお役に立つことがありましたら幸せです。
いつもclusterラジオ体操部に本当にたくさんご参加くださってありがとうございます。
clusterラジオ体操部は2020年の11月28日に第1回が開かれて始まりました。
今年の11月28日は、clusterラジオ体操部が始まって5周年になります。
ということで、少し長くなりますが、clusterラジオ体操部についてスタッフの立場からお話をさせていただきたいと思います。
まずはclusterラジオ体操部の歴史です。
主催のVulpeSさんによると、当時のclusterはまだロビーがなくてイベントも少なく、初心者がワールドのコミュニティに入るのに敷居が高かったんだそうです。そこで初心者もベテランも、誰でもが気軽に参加して触れ合える草の根の場として、ラジオ体操が始まったとのことです。
ちなみにラジオ体操を始める時に、朝の何時から開くかという話が出たそうです。そうしたところ、『頼むからせめて9時からにしてくれ』という泣きに近い声が上がり、9時からになったんだそうです笑
それから1年半以上、長らくここの通常ワールドで、有志が集まってアットホームに開かれていました。
転機が訪れたのは2022年の春ごろで、参加者が25人を超えてスペースが分かれることが増えるようになりました。
そこでその年の6月25日からイベント形式を試行しながら、へぷたんさんの伴奏と熊猫土竜さんのナレーションによる今の音源が制作され、かんぽ生命から正式に承認を受けて、8月6日から今の形で開かれるようになりました。
教会でのお祈りは、通常ワールド時代の最初は「ラーメン」「よい一日を」だけでした笑
ちなみに聞くところによれば、最初にラーメンと言い出したのは、ハロクラでちくわ大明神と言われている方だそうです笑
イベント化の前後からだんだんと季節の話題などを話すようになりつつ、ネタのない時には各地のラーメンの話をしたりしていました笑
そのうち参加者数もさらに増え、せっかくの集まりをみんなの交流に有効に活用できればと、お祈り前の告知タイムが始まりました。
参加者のみなさんからの告知の第1回は、ワーイさんの新作ワールドと、ニンニン猫さんのくるすてあ鎮守府でした。
ハロクラのような30秒の制限がないこともあり、初心者の方からベテランの方まで、ゆるく気軽なコミュニティ交流の一環として利用していただいています。
そうしてイベント形式が定着し、次の転機は2023年の1月7日で、リアルのラジオ体操会のようにスタンプカードが実装されて、毎回の参加記念に押せるようになりました。
翌2月からは毎月の初回が舞妓さんverのラジオ体操になり、2024年の3月まで1年ほど続きました。
その終了と入れ替わりに2024年の4月からは新たにラジオ体操の歌が加わり、今に至っています。
開催の記録としては、記録が残っているイベント化後から5周年までの開催回数がのべ400回、参加者数がのべ70000人になります。
本当にたくさんの参加者の皆さんから支えていただいていることに、改めて心からお礼を申し上げます。
まず以上がラジオ体操部のこれまでの歴史になります。
次にラジオ体操部の活動のお話です。
あまり意識したことはないのですが、こういうタイプのワールドやイベントが少数派で貴重のようなお話をしばしばお聞きしますので、
少しでも何かのご参考になればと思って、お話をさせていただきます。
ラジオ体操部の特徴は、元が草の根の交流を目的としたワールド開催だったので、その頃からの伝統で、イベント形式であるものの通常ワールドに近い感覚で、互いが立場や属性などに関係なく、ゆるく交流できるところだと思います。
要因や工夫としては4つほどあると思うのですが、
1つは開場から開始までと終了後に、みんなが井戸端会議のように思い思いに交流できる場所や時間があるということ。
2つめは、主催側からの呼びかけは進行に必要な部分中心で、多くの方がお互いに1人ずつ声を掛け合って交流してくださっていること。
3つめは、参加者の皆さんそれぞれが好きな時間帯に参加して自由に入退出しやすくなっていること。
4つめは、スタッフコライダーを必要最小限でしか使っていないこと。
というあたりかと思います。
ところで以前から長く言われ続けてきたclusterの課題の1つに、新規ユーザーが長続きしないということがあります。
そのメジャーな理由の1つとして、cluster内で友達ができない、あるいは友達と一緒に過ごす機会が少なく、元いたところへ回れ右してしまう、というものがあります。
ゲームだと1人でもやることが与えられますが、メタバースは何をするかが特に決まっていないこともあって、1人だけだとやることや居場所を見つけにくいのですね。
それと現在のclusterのコミュニティ人口は、ロビーを除けばワールドよりイベントのコミュニティが大半になっていると思います。
clusterのイベントは華やかで大規模なものが多くて参加者数もとても多いのですが、その中で1つ、大きな特徴として言えることがあると感じています。
何かというと、大抵のエンタメ系イベントが『メインプログラム、関係者のコメントと告知、記念撮影、解散(閉鎖)』のような流れになっていて、イベント内のコミュニティが『関係者と参加者の立場の違いで線引きされた中での縦つながり』の構造になっていることが多いのですね。
そうすると、参加者同士の横つながりが生まれにくかったり、関係者と参加者の間も、立場の違いやスタッフコライダーが壁となって、フラットなつながりができにくかったりなどがあると感じます。
そんな中で最近では他へ流れてしまう理由の1つとして、このイベント内での線引きを、その他大勢扱いみたいで嫌うというのも目立ってきているように感じています。
スタッフコライダーはあくまで安全機能であって、人の関係性に線を引くためのものではないわけですが、参加者にとって物理と心の両面での大きな障壁のようにもなっていると感じます。
これらの弊害としてclusterのイベント内でよく見られるパターンを少し挙げてみますと、
まず参加者の側から見ると『参加者数は多くても1人ひとりの参加者にとっては1人ぼっち』とか
次に出演者の側から見ると『参加者数は多くてもその中から自分のファンやチャンネル登録者は全く増えない』とか
最後にイベンターの側から見ると『長時間のプログラム後に関係者のコメントや告知も長引き、気付けば記念撮影には参加者が半分も残っていない』
などがあると思います。
そしてこれらは、意識の中心にプログラムの進行・警備・関係者告知の全員分の消化や参加者数のチェックなどがある一方で、
『参加者目線で目の前の1人ひとりを見ながら、関係者と参加者の交わる意識や工夫が少ない場合』や
『意図せずとも結果として参加者との関係性を分断したまま最後まで進行した場合』
などに起こってしまいやすい落とし穴だと思います。
どんなすごい人であっても、最初は無名の参加者です。
そんな参加者でも関わりを持たないまま終わるか、同じ目線で接して交わるかで、その先に続く世界は当然ですが全く違ってきます。
また選挙では高い所から演説しているだけではダメで、『1人ひとりと握った手の数しか票は出ない』といいます。
出演者も手の届かない向こう側の存在のまま終わるか、同じ空間で交わったりフレにもなるかで、ファンやチャンネル登録者の伸びは当然大きく違ってきます。
企画や準備に時間をかけて、数字は大きくても心が残念なことで終わるより、交わる工夫から心も幸せに終わった方がはるかにいいと思うのですよね。
ちなみにラジオ体操部は、体操のインストラクターと教会での告知と小話にしかコライダーは使わず、他はみんなで一緒に過ごしています。
もしラジオ体操部を参考としていただける場合は、ラジオ体操部のやり方をベースに色々と工夫してくださっている素敵な例もあります。
これらの工夫は参加者側に対してだけでなく、イベントの開催者側に対しても少なくない効果がありますので、引き出しとして少しご紹介させていただきますね。
1つめは、声掛けの効果ってすごく大きくて、ひとこと声をかけるだけで相手にとっての居場所を作る効果があるので、無理なくできる範囲からでいいので、できれば関係者や常連から声をかけてみる。
HOMURAさんがスタッフをされている居酒屋たまではDJ中でも1人ずつにいらっしゃいと気さくに声をかけられていますし、至日レイさんがスタッフをされているかわ音では関係者みんなで声をかけてお迎えされています。https://cluster.mu/e/98db6cb8-15a3-4d18-b5e7-4082cf1b196e
https://cluster.mu/e/c343a3ca-4c03-4bcd-906f-460df369d349
下記はVRCコミュニティの素晴らしい記事ですが、clusterでも同じことが言えると思います。
無理なくできる範囲でいいので、お互いに1人ずつ、できれば関係者や常連から声をかけてみると効果は大きいです。
(私のような者でも声をかけたことで喜んでくださる参加者の方は多いです)
2つめは、出演者は自分の出番と直前直後以外は舞台裏や楽屋にこもらず、参加者の中を回って一緒に写真を撮ったりフレを作る。
これもかわ音でされています。
出番や担当作業以外でコライダーの向こう側にいる必要はないわけですね。
楽屋の作られていないイベントも多いです。
3つめは、関係者が多くてコメントや告知が長引く場合には、中締め的に記念撮影を先に入れて、予定のある人がそこで抜けられやすいようにする。
人の話を長時間聞かされ続けるのって好きな人はまずいないですし、長いと感じた時点でぜんぶ右から左に抜けてしまって意味がないのですね。
ラジオ体操部でも1回目の体操までの参加でスタンプに行かれる方が半分程度おられますが、それまでの時間で交流を十分楽しんでくださっています。
特に長時間イベントなどでは、区切りを入れて出入りしやすい工夫などがあると、拘束され続ける疲れだけが残ったりせず喜ばれると思います。
4つめは、予定したプログラム終了後の関係者のコメントと告知やギフト紹介などは、二次会的に(できればスタッフコライダーなしで)分け隔てなく交流しながらやる。
自由参加でいいので、関係者も参加者もフリーに交流できる時間などがあるととても効果的です。
出演者やスタッフの話だけを立ったまま一方的に聞かされるのでなく、一緒に写真を撮ったりフレになったりしながら最後まで楽しめます。
また最後まで残ってくれた人にはアンコールで1曲プレゼントするのなんかも楽しいです。
この2つはLindaさんが出演されている超然世界でされています。
どれも簡単なことなのですが、参加者は分け隔てない交流からフレになれたり、出演者はファンを増やせたり、イベンターは最後まで和気あいあいと開けたりと、開催側の都合と流れだけで全ての時間を使いきってしまわず、少しのひと手間・ひと工夫を加えるだけでも効果は全然違ってきます。
配信やVRCなどでは1人ずつとの間で、コメントを拾ったり寄り添ったコミュを作られていることが多いと思います。
同様にclusterのイベントでも、声掛けや分け隔てない交流をしていくことでそこが安心できる居場所になれば、お互いの輪が広がったりつながりが深まり、みんなで相乗的に発展していく可能性が開けてきます。
簡単な創意工夫から、いろんなイベントやワールドでコミュニティの世界が広がっていくと、とても素敵で楽しいんじゃないかと思います。
それから、リアルにないメタバースの大きな利点があります。
境遇や環境や病気やハンデであったりと、リアルで色んな生きづらさを抱えている人はすごく多いですが、メタバースではそういったものに縛られず自由に思いのままに羽ばたいて活動することができ、リアルにないウェルビーイングを実現できるるということがあります。これは仮想空間の大きな発展の可能性の1つと言えます。
アニメの世界ではソード・アート・オンラインのマザーズロザリオというストーリーがとても有名です。
ネタバレをお許しいただいてご紹介しますと、エイズの末期で無菌室にいる子が、フルダイブという夢のVR技術によりVR空間で無敵の剣士として活躍し、幸せな生涯を送るお話です。
ですが技術がそこまで至らずとも、すでに現実の身近な体験として、メタバースの草の根で友達と交流しながら楽しい時間を過ごすことでリアルにも相乗効果を発揮し、生きづらさを乗り越えたり快方に向かっているお友達も少なからずおられます。
鬱が寛解したり睡眠剤が不要になったりなどもありますし、下記はラジオ体操部にも参加して下さっているお友達の、マザーズロザリオのお話のリアル版のような、とても心を動かされる驚きと感動の一例です。
ワールドでもイベントでもコミュニティがあると、お互いにいい時だけじゃなく、しんどい時も支え合えたりして心強いです。
そんなこんなで、いろんな立場のみんなが互いに交流して、メタバースならではの素敵なコミュニティがあちこちで花開くと本当に素敵だと思いますし、ラジオ体操部もそういった場所の1つとして、これからも活動させていただきたいと思っています。
以上長くなりましたが、5周年を迎えてのお話でした。
どうぞこれからもclusterラジオ体操部をよろしくお願いします。
明日はメラノソフィアさんです。
「アバターアワード大賞受賞その時私は」の記事だそうです。
とても興味深いですね。ぜひお楽しみにです。
それではみなさんの健康と素敵なclusterライフを願って、
ご一緒にお祈りいたしましょう。
『ラーメン』


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