正直なところ、局所麻酔を行わずにマンモトーム生検を行う施設があるという話を聞くと、私には少し信じがたい気持ちがあります。
マンモトームは太い針を用いる検査ですが、言い換えれば組織を切り取るための器具です。患者さんにとって決して負担の少ない処置ではありません。
当院では、局所麻酔を十分に行っています。1%キシロカインEを使用し、皮下だけでなく乳腺全面、さらに乳腺の背側まで麻酔を広げるようにしています。総量として20mL程度使用しています。
患者さんにできるだけ痛みなく検査を受けていただくためです。
局所麻酔に伴うコストは診療報酬上も評価されています。患者さんの苦痛軽減につながり、医学的にも合理的であるにもかかわらず、十分な麻酔を行わない理由は私にはよく分かりません。
もちろん施設ごとに考え方や運用の違いはあると思います。しかし、少なくとも私は、患者さんの痛みを減らすためにできることは行うべきだと考えています。
これ言葉をかえればナイフですよ。