リュックの中が濡れなければ勝ち
イギリス人は傘をささないと聞く。
一度だけイギリスに行ったことがあるのだけれど、イギリス人はきちんと傘をさしていた。オランダにも行ったのだけれど、オランダ人は傘をさしていなかった。この話からわかるのは、私はよく雨の日に遭遇するということだ。イギリスも、オランダも晴れていて欲しかったけれど、雨だった。
もっとも雨は大切だ。
降りすぎるのも問題ではあるけれど、降らなければ降らないで水不足になって、ニュースではダムに沈んだ村の映像が流れることになる。適度に雨は降るべきなのだ。わがままを言えば、特に予定のない日に降って欲しい。
もちろんそんなことは難しい。
外に出る用事がある日にも雨は降る。とても降る。むしろ狙ったかのように雨が降る。私が外出する日にもれなく雨が降る気がする。たぶん勘違いで、雨降りの方が普通の晴れの日より印象深いので、もれなく雨が降る気がしているのだと思う。
とにかく雨なのだ。
雨対策をしなければいけない、と今更思ったのだ。だって濡れるから。特に守りたいのは荷物。あまり知られていないと思うけれど、雨が降ると荷物が濡れるのだ。めちゃくちゃ濡れるのだ。リュックが濡れて、中のものまで濡れるのだ。
リュックは濡れる。
背負うから傘から出ていることも多い。結果、濡れる。やがて染み込んで中の荷物まで濡れるという流れだ。マジでリュックって濡れるのだ。傘の面積が足りないのかもしれない。半径180cmくらいの傘でないとダメかもしれない。でも、そんな傘、邪魔だ。
ということで防水のリュックを買った。
防水のリュックは普通のリュックと比べると圧倒的に少ない。撥水のリュックは数多くあるのだけれど、撥水はあくまでも水をなるべく頑張って弾くだけで、中まで濡れないかと言えば必ずしもそうではない。
頑張りには限界がある。
人間で考えるとよりわかる。頑張ったって眠くはなるわけで、頑張ったって集中力は切れるわけで、頑張ったって朝は眠いわけで、頑張ったって見なくてもいいYouTubeを見てしまうわけで、頑張ったって限界はあるわけだ。
そこで防水。
防水は頑張るって話ではなくて、そういうものである、ということだ。眠ければ寝るのと一緒。そういうものなのだ。厳密には防水と完全防水があるのだけれど、完全防水は沢登りとかしない限り、普段使いでは割と困る部分も出てくるので、防水のリュックを買った。
ということで雨の日、傘をささずに買った防水のリュックを背負って出かけた。防水のリュックはすごかった。全く濡れない。表面は確かに濡れているのだけれど、中には全然染みてこない。チャックではなくロールアップなのも、より中を濡らさないポイントかもしれない。
問題は私が濡れたことだ。
それは傘をささなかったから。防水リュックの防水がどの程度のものか知りたくて、傘をささなかったのだ。驚くほど私は濡れた。でも、リュックの中は濡れていない。難しい方程式になるのだけれど、リュックの中が濡れなかったので、もはや私は濡れていないと同じということになる。満足だった。
ちなみに冒頭の写真は私がモンベルのゴールド会員にランクアップしたので送られてきたもの。さらにちなみに今回買ったリュックはモンベルではない。



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