【衝撃】猛暑の真犯人はCO2じゃない?「山火事は昔のほうが多かった」気候変動の不都合な真実

「太陽光パネルは、製造するときも廃棄するときもCO2を排出します」と杉山氏。写真は千葉・山倉水上メガソーラー発電所
「太陽光パネルは、製造するときも廃棄するときもCO2を排出します」と杉山氏。写真は千葉・山倉水上メガソーラー発電所

「脱炭素マネー」巨額のムダ 

仮に近年の気温上昇に人為的な影響があったとしても、それは「100年に1℃」という極めてゆっくりとしたペースだ。

「CO2が気候変動の絶対的な元凶であるという科学的根拠があいまいなまま、CO2削減のためだけに莫大な金額を費やすのは、とんでもない間違いだと思います」

現在、世界中で化石燃料から自然エネルギーへの転換が進められているが、杉山氏はその矛盾にも警鐘を鳴らす。

「たとえば太陽光パネルは、製造するときも廃棄するときもCO2を排出します。しかも、自然エネルギーに依存すればエネルギーコストは跳ね上がり、経済を圧迫します。『本当にそれでいいのか?』と立ち止まって考える必要があります」

山火事のニュースを見るたびに「CO2削減」を叫びたくなる。しかし、CO2削減の対策が本当に環境と私たちの生活のためになっているのか。ブームに流されず、冷静な議論が求められている。

▼杉山大志(すぎやま・たいし) キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。温暖化問題およびエネルギー政策を専門とする。IPCC、産業構造審議会、省エネ基準部会等の委員を歴任。『「脱炭素」は嘘だらけ』(産経新聞出版)、『データが語る気候変動問題のホントとウソ』(電気書院)など著書多数。

  • 取材・文中川いづみ
  • PHOTOアフロ

中川 いづみ

ライター

東京都生まれ。フリーライターとして講談社、小学館、PHP研究所などの雑誌や書籍を手がける。携わった書籍は『近藤典子の片づく』寸法図鑑』(講談社)、『片付けが生んだ奇跡』(小学館)、『車いすのダンサー』(PHP研究所)など。

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