【衝撃】猛暑の真犯人はCO2じゃない?「山火事は昔のほうが多かった」気候変動の不都合な真実
「地球温暖化はでっち上げだ」——かつてドナルド・トランプ氏がそう発言し、猛バッシングを浴びたのは記憶に新しい。しかし今、「実は彼の主張のほうが正しかったのでは?」と思わせる事実が次々と浮かび上がっている。
今年も世界中で頻発する大規模な山火事。昨年もハワイやヨーロッパなどで甚大な被害が相次いだ。ニュースでは「これも温暖化のせいだ」と繰り返されるが、果たして本当か?
「実は、昔のほうが今よりも山火事は起きていたんです」
こう語るのは、キヤノングローバル戦略研究所で研究主幹を務める杉山大志氏だ。
山火事は昔のほうが多かった!?
杉山氏によると、山火事には大きく分けて「アメリカのイエローストーンやオーストラリアなどの乾燥地帯で起きるもの」と「山を管理するための『野焼き』」の2種類があるという。
「たとえばイギリスは、ローマ軍が進軍した1世紀ごろは一面が森でした。それが家畜を放牧するために木を伐りはらって草原にし、その草原を管理するために野焼きをしていました。
また、乾燥地帯ではもともと山火事が『自然のサイクルの一部』でした。日本では春に木が芽吹き、秋に落葉しますが、それと同じです。しかし現代では、少しでも火が出るとすぐに消火してしまいます。それによって枯草や倒木といった『燃料』が山に残り続け、一度火がつくと手がつけられないほど広い面積が燃えるようになってしまったのです。
日本でも昔は至るところで野焼きが行われていましたが、今はほとんど行われていないため、やはり山に燃料がたまっている状態と言えます」
では、山火事によって大量のCO2が排出され、温暖化を加速させているのではないのか?
「山火事でCO2が出るのは確かですが、人間の活動で出るCO2の総量を『10』とすると、山火事によるものは『1』にも満たない程度です」と杉山氏は指摘する。

猛暑=CO2犯人説は勘違い?
世界気象機関の発表によれば、産業革命前(1850年以前)に280ppmだったCO2濃度は、’24年には423.9ppmまで上昇している。毎年夏が過酷になっているのも、台風やゲリラ豪雨が増えているのも、このCO2増加による温暖化のせいではないのだろうか?
「温暖化が起きていると言われますが、東北大学の近藤純正名誉教授の推計によれば、日本の平均気温の上昇は『100年あたり0.89℃』。30年でわずか0.3℃と、人間が体感できるレベルではありません」
それでも私たちが「年々暑くなっている」と感じるのは、平均気温の上昇ではなく「都市熱(ヒートアイランド現象)」の影響が大きいという。
「周囲をコンクリートやアスファルトで固めてしまうと、それが熱を帯びて、夜になっても熱気が逃げません。本来、雨が地面に染み込んで蒸発する際に気温を下げてくれますが、アスファルトの道では水が下水や河川に流れ去ってしまいます。
また、水田が減ったことも要因の1つです。水田の周囲は涼しく感じますが、それが減ることで局地的に1℃ほど気温が上がってしまいます」
さらに、雨量や台風といった異常気象についても、「自然の変動サイクル」の範囲内だと杉山氏は語る。
「日本の年間降水量は世界平均の約2倍(1700mm程度)あり、雨量自体が近年劇的に増え続けているわけではありません。1920年代には今より400mm近く多い年もあり、’90年代には500mm近く少ない年もありました。
台風に関しても、スーパー台風が頻発していたのは1971年までです。’22年の台風14号は強力でしたが、これは1993年の台風13号以来、実に30年ぶりのスーパー台風でした。決して『近年になって頻発している』わけではないのです」
