「八百長してるんやないか?」…快進撃!ヤクルト池山監督「ノムさんが見抜いた」プレーとのギャップ
「見ていてください」
「『なぜ俺じゃないんだ』。そういう思いは少なからずあったと思います。でも、弱音は吐かなかった。『若手を育てるのが自分の役目だ』と言い聞かせ、選手には笑顔で接していました」(前出・スポーツライター) 今年2月11日、野村監督の七回忌。池山は墓前で手を合わせ、「監督になります。見ていてください」と誓った。 「池山監督が貫くのは、弱者の戦略です。1、2番に主力打者を配置し、投手を8番に置いて下位から上位へとつなぐ打線構成は、データに裏打ちされている。ノムさん譲りの弱者の兵法が令和に蘇った、というプロ野球OBの声も多い」(同前) 3月27日の開幕戦でヤクルトはDeNAに勝利。池山は満面の笑みで語った。 「しびれるね。みんなのおかげだよ」 試合中も、池山はベンチで笑顔を見せ続ける。 「監督は『選手が萎縮したら終わりだ』と言っています。だから、どんな場面でも笑顔を見せる。でも、試合後は一人で反省しているんです」(球団関係者) 交流戦3試合を終えた5月28日夜。池山は神宮のベンチで、一人グラウンドを見つめていた。その表情には、悔しさと、それでもなお前を向く強さがあった。 36年前、ノムさんから「タレントはいらん」と言われた男は、決して戦力に恵まれているとはいえないヤクルトで新たな歴史を刻もうとしている。還暦の新人監督が見せる「笑顔の裏の覚悟」。それこそが、チーム快進撃の原動力だ。
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