DeNA・尾形崇斗、トレード移籍後初登板で1勝! プロ初先発MAX159キロで5回0封7K!!
セ・リーグ4位のDeNAは31日、西武3回戦(ベルーナ)に5投手による継投で6-0で零封勝ちした。12日に山本祐大捕手(27)との1対2のトレードでソフトバンクから加入した尾形崇斗投手(27)が、プロ初先発して5回2安打無失点、7奪三振。自己最速タイの最速159キロをマークし、移籍後初登板で初勝利を挙げた。開幕から不調や離脱者が相次ぐ先発陣に救世主が現れた。 剛腕がうなる。9年目でプロ初先発の尾形が圧巻の投球だ。自己最速タイとなる159キロを記録するなど5回2安打無失点。三塁を踏ませない投球で移籍後初勝利を挙げ、感慨に浸った。 「野球が楽しいなと。楽しんでプレーできている自分がいた。試合中も『尾形!』という声援が聞こえた。本当にこのチームに来て良かった」 一回先頭のカナリオを158キロの直球で空振り三振。二回は古賀悠の3球目に自己最速タイの159キロをマークした。2巡目以降は変化球を積極的に使い、組み立てを変えた。五回まで毎回の7奪三振。相川監督は「十分な投球をしてくれた」と手放しでほめた。 12日に山本との1対2のトレードでソフトバンクから移籍。正捕手との電撃トレードとあって重圧を感じることもあったが「変な力みにするのではなく、受け入れて投球の糧にする」と力に変えた。古巣での90試合は全て救援登板だったが、新天地で「やりたいと思っていた」という先発として輝いた。 平均球速が150キロを超える直球は動作解析で磨いた。ソフトバンク在籍時、千賀(現メッツ)が毎回投球フォームを微調整する姿に「メカニクスが大事なんだな」と感銘を受けたのがきっかけだった。以降、トラックマンなどを使い、本格的にデータと向き合うようになった。 手元にある1冊のノートには年間単位でのトレーニング計画が記されている。「34歳でフィジカルのピークを持ってこれるように」と中長期的な目線で肉体改造。現在は1年間で1・5キロを目安に筋量を増やすことを目指している。大原投手コーディネーターは「やっていることに一貫性がある。一個一個の動きも丁寧」と目を細める。 先発陣は故障や不調による離脱が相次ぎ、駒不足に悩む。「今日は帰ってウエートをする。もうちょっと球が速くなりたい」と尾形。転機となる1勝を挙げても、進化を続けていく。(児嶋基)