村上宗隆の故障不在は4~6週間も…NYタイムズ紙は期待「村上抜きの1カ月は1年に感じられるかも」「もし不在の1カ月を乗り切れれば見方を改めよう」
ホワイトソックスのウィル・ベナブル監督は30日(日本時間31日)、前日に走塁で右太もも裏を痛めて途中交代した村上宗隆内野手(26)について、復帰まで4~6週間かかる見込みだと明かした。診断は右太もも裏ハムストリングの肉離れで、負傷の程度は3段階で中度の「グレード2」。 【実際の動画】村上宗隆、7点リードの場面で『メジャー初盗塁』…スタンディングで余裕の成功 これを受け米紙ニューヨーク・タイムズは「村上宗隆は離脱したが、Wソックスは彼なしでどこまで失速するのか」と題した分析記事をアップ。「それでも、もし不在の1カ月を乗り切れば、それは(196センチ、通算521本塁打の殿堂OB)フランク・トーマス級の巨大な『もし』ではあるが、そのときはWソックスへの見方を改めよう」と論じた。 前置きは「通訳を介しているという要素があるにしても、村上宗隆は寡黙な男だ。Wソックスにとっては幸運なことに、彼はシーズン開幕から2カ月、プレーそのものが非常に雄弁だった。村上がこの日、ハムストリングの負傷について口を開いたとき、短い一言が全てを物語っていた」。 「『It hurts(痛い)』。村上は八木賢造通訳を介して語った。それは彼自身とハムストリングに向けた言葉だったが、同時に勝利に慣れ始めたチームメートと、敗戦に慣れていたファンに向けた言葉でもあった」。 Wソックスは昨季まで3年連続100敗という通称『(踏み付けられることから)ドアマット』で、とくに2024年の121敗は1900年以降の近代メジャーワースト記録を更新。同紙は、そんな底無し沼を村上が救いつつあったとした。 「村上は20本塁打、OPS・938、41打点。スターの存在感と長打力で、ボロボロだったチームをよみがえらせた。近年は不名誉な話題でしか全国区のニュースにならなかったWソックスにとって、村上のような超有名選手の獲得はまさに『天からの恵み』だった。いまや31勝27敗は、ア・リーグ4位。もし現時点でシーズンが終了すれば、ヤンキースとワイルドカードを戦う位置にいるのだ。2カ月前、誰がこれを予想しただろう。それだけに、村上抜きの1カ月は1年に感じられるかもしれない」。 それでも、同紙は希望の光としてモンゴメリー、バスガス、アントナッチら若手が村上につられて開花しつつあると指摘。さらに、村上の代役として3Aシャーロットからメジャー昇格するジェイコブ・ゴンザレス内野手(24)は「今季3Aで19本塁打、しかも直近4戦で3発だ」と期待した。 「長続きは望めないかもしれないが、このチームには確かに見ていて楽しくなるきらめきがある。ファンは再び希望を抱き始めている」。 記事の論評通り、もし村上が復帰するときにWソックスが勝率5割前後で踏みとどまっていれば、後半戦に向けたファンの期待はますます高まりそうだ。(写真はAP)
中日スポーツ