大谷翔平が完全復調した“本当の理由”…ロバーツ監督の決断で消えた「魔の2番問題」
“魔の2番”問題を解決したパヘスの存在感
スター選手が入れ替わり立ち替わり、2番を務めるも、固定できなかったドジャース。しかし、先月下旬にようやく最適解を見つけたようだ。 それが、先月26日に2番に抜擢されたパヘスである。パヘスは今季開幕から打撃好調で、4月を打率.321で終えると、5月には月間8本塁打をマーク。下位打線を打つ機会が多かったにもかかわらず、ここまで両リーグ通じてトップの51打点を挙げている。 ドジャース打線にとって、そして大谷にとって、2番打者の存在は極めて重要なのは言うまでもないだろう。もし2番打者が不調なら、相手バッテリーは大谷とまともに勝負をせず、四球覚悟で厳しいコースを攻めることができる。しかし、2番打者が当たっていれば、大谷と勝負をせざるを得なくなり、それだけ甘いゾーンに入る投球も多くなる。 今季開幕から打者・大谷の調子がなかなか上がらなかったのは、直後を打つ2番打者の不振も一因だったのではないだろうか。
タッカーもベッツも苦戦したドジャースの2番事情
ここで改めて今季のドジャース打線で2番を務めた主な打者の成績をまとめてみた。 【主なドジャース2番打者の当該打順での打撃成績】 タッカー:21試合 打率.238、2本塁打、11打点 フリーマン:18試合 打率.211、0本塁打、5打点 ベッツ:11試合 打率.149、1本塁打、2打点 パヘス:7試合 打率.333、2本塁打、5打点 ご覧の通り、パヘス以外の3人はそろって低調な成績。前日(現地時間1日)時点で、ドジャースの今季の2番打者がマークしたOPSはメジャーワースト3位の.613に留まる。 主にベッツがその役割を担った昨季のOPSが.742でメジャー19位。昨季もやや物足りない成績だったが、今季はそれに輪をかけて悪い数字だ。タッカー、フリーマン、ベッツという強打者3人がスランプに陥った“魔の2番”で結果を出しているパヘスの存在は大きいと言わざるを得ないだろう。